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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第162話 終わらない冒険
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あれ? みなさん……? クエスト中はずっと、その御装備で??」
クラインは未練たらしく、そう聞く。と言うより当たり前だろう。海の中と言わず、水の中では動きやすい水着装備を……とも考えられなくもないが、これはクエストであり、勿論戦闘もある。そんな裸装備では、あっという間にやられてしまうから。
「あ〜ったり前でしょ? 戦闘するんだから。……あんたもさっさと着替えなさいよー」
リズは、判っていた様に、そう言い、そして去った。
「……それが普通だ。海の中だから〜と思ったかもしれないが、行く場所は水中ダンジョン。防具を着けていても、動きは問題ない。アスナもいるしな」
リュウキがそうとどめの一言を言うと……。
「………ぁぁぁぁぁ」
まるでこの世の終わりの様な表情をしながら、ガクリっと膝から崩れ落ち、地面の砂浜に手をつけていた。
……一先ず、クラインは とりあえずほっといて、話を先に進めるのは皆が同じ様に思っていた。
「えー、僭越ながら、今回のクエストではオレがパーティ・リーダーを務めさせてもらいます。クエストの途中で目的の大クジラが出現した場合は、オレの指示に従ってください」
『はーい!』
「うむ」
「ああ」
キリトが、今回のパーティリーダーを務め、皆を纏める役だ。その言葉に、皆は元気よく返事をした。
「このお礼は、いつか精神的に。それじゃあ皆、いっちょ頑張ろう!」
『おおーっ!!』
『おう!』
「きゅるるっ!!」
クエスト前の円陣も完了。
気合が入る面々だ。約1名は、まだ項垂れている為、とりあえず置いておく事にしていた。
そして、その後。
「ね? そういえば、リュウキ君はやらないの? リーダー役!」
ふわりと身体を翅で浮かせると、レイナはリュウキの傍まで移動し、そう聞いた。
「ん、オレには似合わないよ。出来るのは視野が広い者だけだ。責任感とか、器質とかもな。……キリトなら、申し分ないだろう?……レイナは何か不満があるのか?」
「や、違うよー! そんな事無いって、ただ……リューキ君も、負けてないって思うからさ?」
ニコっと笑ってそう言うレイナ。リュウキは、頬を指先で ポリポリと掻きながら、少しテレ笑いを浮かべた。
「あー、ごほんっ。因みにな……」
そんな時、キリトがわざとらしく咳払いをしながら傍にまでやって来て……。
「頼んでも辞退するんだよ。リュウキは。……初見のクエスト絡みじゃ、どー考えたって、経験豊富なリュウキが適任なんだけどな? それに、視野が広いものって……自分のこと、絶対棚に上げてるだろうに。眼に関する項目なんか、全部リュウキだろ?」
「……煩いな。別に良いじゃないか、キリトで……」
「リュウ
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