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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第161話 Debriefing vol.5 & クジラに会いたい
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ーし。大丈夫だろ? どんな地獄耳だよ」
がはは、と豪快に笑っているエギル。
クラインは、その巨体の間から見える美少女達を見よう見ようと忙しなく身体を揺さぶり続けていたその時だ。
「……地獄耳で悪かったな」
突然、頭上より声が聞こえてきたかと思えば。ずっしゃああ!!≠ニ言う音が響いた。それは、エギルが砂浜に頭からダイブした事で起きた音である。
「ぶべっ!!」
「それヤメロ。って何度言ったら判るんだっての」
太陽の光の中から、急降下してきたリュウキ。視界的にもエギルは気付かなかった様だ。その太陽光でギラリと黒く光る頭頂部に着地ならぬダイビング・キック!をかましたのだ。……結構ダメージが通りそうな気配がする攻撃?だけど、HPは減ったりはしてない模様。
そして漸く揃った。
「リューキくーん! おそいよー!」
ビーチで遊んでいたレイナはリュウキが来た事に気づいた用で、手をぶんぶんと降っていた。リュウキは苦笑いをしながら手を振り答えた瞬間。
「くらえっ! STR型パワー全開!!」
「わきゃっ!」
リズが、勢いよく海水をレイナに放出する!まるで波だ。レイナの顔面に直撃し、そして、仰向けで倒れてしまった。
「ふふんっ! 油断大敵ってね!」
「リズさんもですよっ!!」
そして、次のターンはシリカ。
「ピナ! ウォーターブレスっ!」
「きゅるっ!!」
「おねーさんの仇討ちですっ!」
ケットシーであるシリカがつれているのは、あの世界のピナだ。また、ALOでもピナに合えたのは、リュウキのおかげだった。この世界は、SAOサーバーのコピーであるため、あの世界のデーターがこちらに上書きをされ、データから復元、そして召喚が可能だった。事前に、リュウキにも色々と調べてもらい、破損したりはしないと言う旨も聞いていた。だから、また……ピナに会えたと、シリカは涙を流して、喜び、そしてリュウキに抱きついたのだ。……因みに、それはシリカとリュウキだけの秘密(シリカが強引に)である。
と、話を戻そう。
ピナは、海水を喉を鳴らせながら飲み始めると、どんどんお腹が膨らんでいく。限界容量まで溜め込んだ後、ピナの上に乗っているユイが、指さした。
「はっしゃーーっ!」
「きゅるぅぅぅぅ!!」
一気にピナの口から吐き出される水鉄砲。
それは、まさに竜のブレスであり、一体その小さな身体のどこにそれだけの水量を仕込めるのか?と疑問に思うがそれは軽くスルーしよう。ゲーム仕様だから。
「うっっ!!!」
そのウォーターブレスを直撃するリズ。
先ほど、レイナが受けた水量の倍、3倍はあろう水が一気にリズの顔面に打ち込まれた。ぎょっ!としたのも束の間……、表情が水で全
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