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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第160話 Debriefing vol.4
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あの子がリュウキとの出会いの事を話してくれたんだから。
シルフの
大魔法使い
(
マギステル・マギ
)
の異名を持つ少女の名は《リタ》
大魔法使いと呼ばれる所以は、彼女の高い魔法スキル、そして様々な種類の魔法を操る事が出来る所からそう呼ばれているのだ。
シルフであれば、風の系譜の魔法を覚えやすく対極に位置する地の魔法は覚えづらい。
……と言うのが一般であり、基本的には自身の種族が得意とする魔法以外は全て容易に覚えにくいのだ。スキルが貯まるのが異様に遅かったり、要求されるポイントが高かったりとする。だが、彼女は研究と称し、魔法を研究。その常識を覆すが如くの速度で魔法を覚えていったのだ。
そして、殆どの魔法を知って、覚えた。と思っていた時だ。
彼女があの男に出会ったのは。
『……んー? ……おっ? 何あれ?? プレイヤー……?』
空を優雅に飛ぶ妖精の姿を見た。別にこの空に妖精が飛んでいたとしても何ら不思議ではない。ここは所謂ファンタジーな世界なのだから。でも、その容姿が、身に纏う輝きが気になったのだ。だから、彼女は追いかけた。……途中で面倒な小坊主に出会った様だが、軽く炎で一蹴して。
ルグルー回廊と言う洞窟ダンジョン前で、漸く追いつく事が出来た。
初めこそ、警戒をしていたんだと思う。でも、リタはそれ以上に彼の魔法が気になっていたから、そんな相手の警戒心なんか考えてもいなかった。
『街でアンタの事見て、気になったのよ。一体何者なの?……この私でも知らない魔法を使っちゃって! さっきの極大魔法みたいなの、使ったのもアンタでしょ? それ、目印に来たら案の定だったんだもの!』
会うなり、リタは興奮気味にそう聞いた。追いつく数秒前。この男が使ったあの大爆発を見て、更に探究心を刺激させられたのだ。勢いのあまり、思わずのけぞってしまっていたけれど、おかまいなしだ。
「へぇ……、リタちゃんってそんな一面もあったんだね?クールさでは、リュウキくん以上だ、って思ってたんだけど」
話を聞いててアスナは、そう言っていた。勿論リタとは面識はある。新生アインクラッドの攻略組の1人だからだ。彼女の魔法はとても頼りになるし、魔法隊の中心と言えるプレイヤーだから。……本人はめんどくさそうにしているが、満更でもない様子だった。
「甘い甘いアスナ。リタとは何度かあたしも話したけど……、ありゃ 典型的なツンデレキャラよ! ツンデレ。ツンツンしてて、デレた時なんか、とっても可愛くなりそうな気がするじゃない? ……ね? レイ?」
「うう〜〜〜、りゅっ、りゅーきくんは浮気なんかしないもんっ……」
いつも通りレイナは、ぐすっとデフォ涙をみせていた。あまりやりすぎると流石に可哀想だから、
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