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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第160話 Debriefing vol.4
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あって一緒に行動していたんですけど……、途中でドラゴ君とは別れて行動する事になって」
「え? そうなの??」
直葉の言葉を聞いてレイナが困惑した。2人で、姉を、そして自分を助けに来てくれたのだ。なのに、別々だったのか?と。
「そうですよ。何かする事があるー、とかなんとかって言ってました」
直葉は思い出す様にそう答えた。確かにあの時はどこか上の空だったと記憶している。何処か遠い所を見ている様な感じもしていた。
「する事、ねぇ……」
「ええ、リュウキさんですから……」
リズとシリカは、ややげんなりとしながらそう呟く。
本人がいないから一概には言えないが……多分 リュウキはSAO時代の事、つまりはレイナの事を微かに覚えているんだと思えた。舞台が違うとは言え、全てが始まったのは、仮想空間なのだから、そこに何かがあると……思ったんだろうと推察。
つまり、勝手な想像だが、強ち的外れでもなさそうだから、ちょっと羨ましいやらなんやらで、意気消沈しかけてしまったのだ。
「でも、2人と一緒にいて、本当に退屈はしなかったですね。あんなにワクワクしたのは、空を初めて飛んだあの時以来でした」
直葉はニコリと笑いながらそう答えた。それだけ、惹きつける何かを2人が持っていたんだ。……ここにいる全員がそれには納得していた。
「それにおもしろいのは、街を歩いていた時でー、リュウキ君が気づいたら、シルフの女の子達に囲まれちゃってて、あわあわしてた所ですかね? 今まで、何事もクールだったのに、綻んで……っ」
直葉は、そこまで言うと……はっとして 口を噤んだ。レイナの表情が、変わったから。
「……むーー。それ、ほんと?」
直葉は、口を噤んだのだけど、既に遅し。レイナは 思いっきり頬を膨らませていたから。
「むっふふ〜、やっぱその世界に言ってもやりますなぁ? あの男は」
「……リュウキさんですからねー。そこもやっぱり」
「う〜〜……」
「キリト君は何も無かったよね??」
違う方向へと進みそうになってしまって直葉はやや後悔をする。でも、やっぱりレイナの事が可愛く見えて仕方ない。
「大丈夫ですよ、レイナさん。あの後リュウキ君の顔が隠れる様にスカーフをプレゼントして、しっかりと顔を覆ってましたから。囲まれたり〜は、殆どなかったと思います」
「そ、そっかー……。ん?? 殆どって事は少しはあったの??」
「ぁ……、えっと数人程は……」
レイナが思い出した数人の内の1人、大部分を占めるのはあのシルフの大魔法使いの少女の事だ。色々と素直じゃない所があるから 簡単にはパーティを組んだり出来なかったけれど、リュウキと出会ってから、彼女は変わったと思える。
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