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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第160話 Debriefing vol.4
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にも、皆にもあえてないから。
だからそんな事を考えないでと以前から言っていたんだ。
そのこともあったけれど、アスナもこのナーヴギアやSAOについては知っている。それを見て興味も勿論あったから。
「やっぱり、良いですねー! 兄妹、姉妹。とても 羨ましいですよー」
「んじゃあ、キリトの事、『お兄ちゃん』って呼ばせてもらったら? 向こうで」
「うぇぇ!?? り、リズさんっ! わ、わたしは真面目な話、してるんですっ!! ……(そ、それはそれで……)///」
リズとシリカは笑いながらそう言い合っていた。そんな時だ。
「えっと、確か直葉ちゃんが、キリト君やリュウキ……えっと、ドラゴ、君だったのかな? 2人を世界樹にまで案内してくれたんだよね?」
レイナが思い出した様にそう聞いていた。視線は次第に直葉の方へと集まる。アスナもそのことは聞きたかったから。
「はい。そうです。……でも、最初はキリト君の事はお兄ちゃんだって知らなくて。ドラゴ君はなんだか不思議で見た事ない姿してて……、驚きが同時に2つも来て、困惑してました。……あ、キリト君に関してはとても失礼な人だなーっ! って思っちゃいましたよ」
直葉は笑いながらそういう。あの世界で 出会って過ごして……色々と感じたから。
時折見せる表情も、最初はなんなのか判らなかった。
「……ドラゴ君に向けてる表情と視線も、皆が珍しいから向けてるそんなのじゃなくって、なんだか深い様なものもみせていた気がしました。……今思えば、お兄ちゃんは判っていたのかもしれませんね? ドラゴ君の事」
直葉はそう答えて、そして空を見上げた。
こことは違う、あの世界の空の下での事を思い出しながら。
「ほっほー、なら キリトとリュウキって通じ合ってるんだねー? ……だいじょーぶ? アスナ、レイ。2人とも 油断してると、互いに取られちゃうかもしれないわよー?」
リズがここぞとばかりに、そういう。レイナは慌てて。
「そそ、そんな事あるわけないよっ! って言うか、キリト君とリュウキ君がそんなかんけーになる訳ないじゃんっ!」
「えー? そんなかんけーってなに? かんけーって??」
「こーら! リズもレイをからかわないの。レイも簡単にのせられないの。リズの言葉に!」
即座にシャットアウトをしたアスナ。ここは、姉の貫禄……と言うものだろう。
こんなに可愛く慌てる妹がいたら、しっかり者になってしまうのも不思議ではないだろう。でも、アスナもたまに……事、キリトに関してはアレな時もあるけれど。
そして、再び直葉の話に戻る。
「突然空から降ってきたのが、ドラゴ君。つまり、リュウキ君で その後に続く様に来たのがお兄ちゃんでした。そして、色々と
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