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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第160話 Debriefing vol.4
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。やっぱり運動神経が抜群なんだよ」
4人の賛辞の言葉を次々と貰って、直葉はテレ笑いを浮かべて頭を掻いていた。
「ありがとうございます!」
これも皆のおかげだから、と頭を下げた。
そして、頭を上げたら、丁度学校の校舎が目に入った。丁度、あの辺でキリトが……2人がカウンセリングを受けているのだろうか?と思ったら視線が釘付けになってしまう。
そして、勿論!リズはその視線に気付いた。
「あっれー? もしかして、お兄ちゃんがいないと寂しい?」
まさかの一言に、思わず直葉はビート板を離した。手をのせていたから、やや沈んでいたビート板は勢いよく飛び出し、そして流れていく。
「そそ、そんなんじゃないですっ! ……ただ、遅いなぁって思っただけで」
慌てて否定する直葉を見て、シリカは目を輝かせながらいった。
「直葉さんとキリトさんって、すっごく仲が良いですよね?」
その言葉を聞いて、リズも繋げた。
「ま、ここにも負けてない姉妹がいますけどねー? 妹&姉相思相愛だもんねー?」
ニヤニヤと笑いながらそう言うリズ。
「そうでした! 私、一人っ子だから、とても羨ましいですよ!」
シリカもそう繋げた。
アスナもレイナもやや照れた笑いを浮かべた。確かに2人とも互いの事が好き……変な意味ではなくて、親愛と言う意味では間違いない。キリトと直葉も同じだろう、と直葉の方を見たら。
「あ、でも私……お兄ちゃんがナーヴギアに、SAOに夢中になってプレイしてて……、SAOに閉じ込められる前までは、あまり仲は良くなかったの。……でも、お兄ちゃんが夢中になってるVRMMOがどんなものか知りたくて、あたしもALOをプレイして……、今ではあたしも立派なゲーマーです」
最初の方。
キリトと仲があまりよくないと言っていた時は、表情は俯いていたけれど、最後には笑顔を見せてくれていた。打ち解けあったんだろうという事は想像するのは簡単だった。一体何が原因なのかは聴いていないけれど、今の2人を見ていたら、そんな事はどうだっていいから。
「でもお姉ちゃん。私たちに似てるよね? お兄ちゃんがしてるゲームが気になって、って事ではさ?」
レイナは、直葉の話を聞いてそういう。
ナーヴギア自体は兄が用意したものであり、発売以前から兄が興奮したように言っていたのは今でも覚えているから。そして、アスナも頷いた。
「そうだね。レイは前に気にしてるって言ってたけど、私も凄く気になってたんだからね? SAOにも仮想世界にも」
「あ……うん」
レイナは、自分が姉を誘わなければ、と強く、ずっと思っていた事はある。でも、アスナはそれを否定した。誘ってくれなかったら、会えていないから。大切な人達
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