暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第160話 Debriefing vol.4
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キリトと再会した時にも、兆候がありましたし。それに……」

 リュウキは、腕を組み視線を下へと向けた。

「オレの家にも、あの機械が。……ナーヴギアが勿論ありましたから。それを見て……、更に頭に現れた。……ノイズの様なものが響いたかと思ったら、鮮明に浮かんだんです。……まるで、他人のプレイを、他人の世界を見ていた様な感覚でしたが」

 苦笑いをしながらそういった。
 ナーヴギアは、当初は落ち着いた所で、記憶回復の切欠にも、と言う事で時期を見てから、綺堂がリュウキに見せる筈だった。だが、リュウキはそれを見つけた。早い段階で。
 脳に刺激を与えてしまい、再び痛みが襲っていたけれど、リュウキは何とか持ち直した。あのナーヴギアに入ったメモリを手に持って。



 そして、話は《ALO》の世界。


 2人は再びあの世界で出会った。姿形を変えて……、再び巡りあったのだった。

 突如、空から突き落とされたかと思えば、戦闘場面に遭遇したのだ。1人の女の子を複数が襲うと言うあまりみたくない光景が広がっていた。

「ああ、その世界で出会った彼女、リーファ……だったかな?その子が君の妹さんだったんだね?」
「ええ……、まさかオレもスグ……、妹にゲームの中で出会うとは思ってもいませんでしたよ」
「兄妹だから、と言えばオレは納得するけどな。キリトの妹なら。……でも、以前は体育会系と聞いていたから、やはりそうでもないか……な?」

 キリトの事を考えたら、その妹であるリーファ、直葉がゲームをしていたって別に不思議じゃない。似た者同士、と言う事だってあるし、家族だったらその可能性も高いだろう。……だけど、以前SAOの中でキリトから聞いていたのは、剣道をしている体育会系の少女だと言う事。
 それを改めて頭にいれて考えたら……、そうでもなかった。













〜学校専用プール〜



 場面は華やかな舞台に戻る。昼食休憩の後、直葉はアスナの指導の元、しっかりと練習を重ねた。元々剣道をしていると言う事もあり、体力面はまるで問題ない直葉だったから、ちょっとしたコツを覚えたら、そこからは早いものだ。

 直葉は、ビート板を両手でしっかりと握り、息継ぎも繰り返して、足もしっかりとバタ足で蹴って……。

 なんと25m全て自力で泳ぎ切ったのだ。

 苦手だと言っていた、プール内でも浮き輪を常備していた彼女を考えたら物凄い成果だ。

「すごーい! 25m泳げる様になりましたねっ!」
「息継ぎもちゃんと出来てるじゃなぁい!」
「それに、ほんとに凄いよ! スピードだって、手を使ってないのに、すっごく早いし! ふふ、リュウキ君やキリト君が驚く顔が目に浮かぶねー!」
「だね? 直葉ちゃん
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