暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第160話 Debriefing vol.4
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。キリトの事を知って、正直……思うところはあったけれど、ずっと信頼をし続けた爺やだから。
 だから、リュウキは直ぐに頷いた。

「……キリトやレイナには悪いが……な」
「勿論オレも同じだ。……目の前でリュウキが倒れたんだ。そんな場面はもうみたくないよ」

 キリトはそう言って苦笑いをしていた。



 現実世界で、リュウキに瓜二つの男に出会って、驚いた。

 出会ったばかりの頃は、本当に驚いて、思わず何度も凝視したから。視線に気付いても不思議じゃない程あからさまに。

 気を落ち着かせて次の日。

 キリトは、同じジムにいたから、思い切って声をかけたんだ。そして、話していくうちにリュウキじゃないか?と思える事がいくつかあった。名前が《隼人》、《竜崎 隼人》だと言う事が判って。

 そして、詳しく訊こうとした時に……彼が倒れたんだ。

「あんな場面、レイナに見せなくて本当に良かったよ。アスナが眠っているのに、リュウキまで目の前で倒れたとなったら、レイナもまで倒れかねないからな」

 キリトはそう言って苦笑いをしていた。

「……それは確かに嫌だな。記憶が無い頃の自分とは言え、ゾッとするよ」

 リュウキは、頭にその映像を思い浮かべながらそう返した。

『もしも、自分がレイナの立場ならどうだろうか?』

 決まっている。まず間違いなく、彼女を探す為に奔走するだろう。そして、出会えて……倒れたりしたら?

 考えるだけでも、怖いんだ。



「さて、と。それで、キリト君。教えてくれないかい?現実世界では須郷は我々に尻尾を一切掴ませなかった。教えてくれないかい?キリト君。……君はどうやって須郷の企みに気づいたんだい?」

 菊岡は、改めてキリトに聞く。あの研究は秘密裏に行われていたモノだ。全てが明らかになる時には、もう手遅れ……と言った段階にまでいっても不思議ではなかった。だが、いち学生であるキリトが気づいた事のカラクリに強い興味があったのだ。

「……気づいちゃいませんでしたよ。最初は」

 キリトは当時の事を思い出しながら語った。



 アスナが眠り続けていたあの時。



 いつも通りアスナの病室に来ていたキリト。アスナやレイナの父親である結城彰三氏に紹介されたのは、一緒に入ってきた須郷だった。第一印象こそ、人の良さそうな印象だった。

 だが、目を見た瞬間、その印象は薄くなり。そして、話をして更にその当初の印象は消え失せた。アーガスが解散した今、レクトプログレスがSAOサーバーを維持していると言う事実を聴かされた。そして……、須郷が眠っているアスナを利用しようとしている事も。

『……止めて!』

 レイナが入ってきたのは、須郷がアスナの唇に須郷
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