暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第159話 Debriefing vol.3
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うに頬張ってる所だ。玲奈は、ウインナーをひょいと一口入れると、直葉の視線に気づいた。

「直葉ちゃん、どうしたの?? 何か欲しいの、ある?」
「あ、いえ、その……」

 直葉は慌てて言葉を繋げた。無意識に見ていたから……慌ててしまったのだろう。

「アスナさんは、お兄ちゃんとどうやって知り合ったのかなぁ、と思って」
「えっ……」

 まさかの言葉に思わずアスナは固まってしまった。それを見た玲奈は。

「えへへ……、イイじゃん。話しちゃおうよ、お姉ちゃん」

 自分に返ってくる事、わかってなかったのだろうか……?と思えるが可愛い表情なのでOKとする。

「あ、私も聞きたいです!」
「同じく!!」

 そんな直葉の提案に全力で乗るのがリズとシリカだ。

「で、でも〜……」

 恥ずかしそうに俯くアスナ。でもでも、リズ達はせめる。

「レイの言うとおり! イイじゃん。あたし達だって話したんだしさぁ?」
「そうですよ!」
「うんうん!」

 レイナは完全にリズ・シリカ達の方へとシフトチェンジをしてるけど……、リズがひょいっとレイナをアスナの方へと移動させる。

「話してないのは、レイも一緒だからねー、語り部はそちら側でお願いしますっ!」
「ふぇっ!? だ、だって お姉ちゃんの話じゃ……リズさんは知ってるし……///」
「私は知りませんよ?? 話してないのはアスナさんとレイナさんの2人ですからねー♪」

 シリカもここぞとばかりに強きだ。レイナは、『ぁぅ〜///』っと顔を赤くさせた。アスナは、覚悟を決めたのか。

「もぅ……仕方ないなぁ……、さっさと終わらせて、私もリズ達の方に混ざった方が利口……よね」
「ええ! お、お姉ちゃん、わ、私が先に……」
「はいダーメ。早いもの勝ち」
「ぁぅ〜〜////」

 アスナが2人の中ではトップバッターと言う事になった。レイナは、顔をまたまた赤くさせ……、そして アスナ同様に覚悟を決めた。しっかりとあの時の思い出話を頭の中で連想させる為に。

「こほん……、私がキリト君と初めて出会ったのは、第1層の攻略会議が開かれたトールバーナと言う街で……」
「あれ? レイナと一緒じゃなかったの?」

 話のさわりから、口を挟むのはどうかと思ったリズだったが、アスナが「私が」と言ったのに、疑問があったのだ。レイナとアスナはいつも一緒〜。とは言わないが、第1層の様な本当の最初の所では絶対に一緒だと思っていたのだ。まだまだ、情報も完璧ではない所で別れて行動をするとは思えなかったから。

「………」

 この時、アスナの表情が変わった。申し訳なさそうに、レイナの方を見て。でも……レイナはニコリと笑った。その顔には、『気にしてないよ、自分の為に言ってくれ
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