暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第157話 Debriefing vol.1
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の中でシリカは、拳を握って。

「す、スクール水着も可愛いですよねっ!」

 とそう答えフォローをする。同意を求める様にリズの方を見て。そして、リズの返答は、正直逆効果だった。

「そーそー、だって、直葉、スクール水着、似合いそうだし?」

 その一言を聴いて、直葉は思わず、かぁっ!と顔を赤くさせる!遠まわしに童顔!と言われているも同義だからだ。……因みに、アスナから童顔と言われていたリズだから、囁かな逸らし行為だったりもする。

「どういう意味ですかっ!! もうっ!!」

 めいっぱい、顔を赤くさせて 反論をする直葉だった。

「さ、さぁ! 行こうよ、直葉ちゃん! ここに来た目的は、水着の鑑賞会〜じゃないし、披露会でもないからね! 泳ぎだよ、本命は」
「あ、あぅ……///」

 レイナに手を掴まれた直葉。やっぱり恥ずかしいのだろうか、まだまだ顔は赤い。

「そうですよ! ほら、行きましょう!」

 もう片方の手をシリカが握る。

 2人につかまれたらもう逃げられない。

「わ、わ、ちょっと待ってください。ま、まだ持っていくものが……」
「あ、そーだったね。うん!ごめんごめん」

 レイナは、ぺろりと舌を出して謝った。自分にも持っていく物がまだあったからだ。両手を塞がれてしまったら、持てないだろう。

「ほーら、行きましょう? 皆」
「よーし、このおねーさんがビシバシ、鍛えてあげるからねー直葉。その代わり、ゲームの中じゃ、活躍してもらうわよ? 空の上並に!」
「え、ええ! いきなりそれはきついですよぅ……」

 直葉はリズの宣言を聴いて思わずそう言ってしまっていた。自分の最も得意な戦闘スタイルは、空中戦闘(エアレイド)。そして、最も苦手なのが水中戦闘(アクアレイド)なのだ。
 空中ならまだしも……、いきなりそこまで行く自信など持てなかったのだ。

「ふふ、頑張ろう? 直葉ちゃん」
「えいえいおー! だよっ!」
「あぅぅ、ぜ、善処します……」

 勢いに負けた直葉は、覚悟を決めた様だ。せめて、ちゃんと水に慣れれる様に頑張る、と。









〜学校校舎3F カウンセリング室〜



 一先ず話をする事にOKを貰えた菊岡はほっとしたのも束の間だ。時間も惜しいから、キリトから口を開いた。

「さて、と。何処から話せばいい? オレの視点、リュウキの視点、其々あるから、聞きたい場面場面は、指名してくれ」
「そうだね。まずは事件初日の事を聞きたいな。あの初日は現実世界でもインパクトが強いからね。どちらに聞いても同じだと思うけど、キリト君によろしく頼むよ。えっと……日付は確か……」
「……2022年11月6日だ」
「もう、2年半も……か」
 
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