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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第157話 Debriefing vol.1
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「今更ですけど、あたし……この学校のプール、使わせてもらっていいんですか?」
この学校に通っているのは兄達であり、自分は違う。それを無料で使わせてもらう事に、やや心配だったのだ。不正でもしているんじゃないか?と。それを聞いたリズは、更衣室の奥から、ひょいと姿を現し。
「だーいじょうぶだって。ちゃんと許可はとってるから」
そう答えた。その辺はしっかり者のリズだから、問題ないだろう。
「わぁ、リズさんの水着、格好いいですね!」
リズの水着姿を見たシリカは思わずそう言っていた。リズはそれを聞いて、ポーズを決める。全体が赤色で構成されたタンキニの水着で、胸元のリボンが胸にボリュームがある様に見せてくれている。
「でっしょー? SAO前に着てたヤツは、流石にきつくってさぁ! 水着、新しいのを買ったんだ!」
それを聞いたシリカは、表情を俯かせた。だって、自分はそんな悩みなんかなかったから。
「……私は殆どサイズ変わってなかったですけどね」
だから、更に顔を俯かせてしまう。
ちゃんと誰かフォローを入れるべき!なんだけど、ここで真打ち達の登場である。
奥から一緒に来たのは、アスナとレイナだ。バスタオルを手に持って。
「おっおー! 2人ともやりますなぁ? 大胆ビキニ! それで、それぞれの男を悩殺するつもりだねぇ? この、この!」
リズはここぞとばかりにそう言う。アスナは、赤とグレーのボーダービキニ。レイナは、水色と黒のボーダービキニ。2人ともスリーサイズも殆ど一緒だから、一際大胆に見えてしまう。
「え、ええっ! べ、べつにそんなんじゃ……、わ、私も その……大きくなったから、新調しただけで……」
「そ、そうよ? そんなつもりじゃないわよ〜……」
2人とも顔を赤くさせながらそう言っていた。でも、全て間違っている訳ではない。今日は、キリトやリュウキも一緒に泳ぐ筈だったんだ。だから、見てもらって……、褒めても貰いたかったんだ。
『綺麗だ』って。
……だから、リズにそう言われて思わず赤くさせてしまった様だ。
それにしても、本当に楽しそうな皆。直葉以外は……。
「……あ、あれ? 皆、学校指定の水着じゃないの……っ?」
そう、この場所は学校、学校のプールだ。即ち市営のプールというわけじゃない。だから、直葉が持ってきたのは……。
直葉の言葉を聴いて視線が集まる。
「だ、だって、学校のプールで泳ぐって聞いたから……」
もじもじとさせている直葉。その水着はスクール水着。学生であれば、誰もが持っている個性が無い水着だ。……一部では熱狂的なファンもいる様だけど、それはスルーの方向で!
一瞬沈黙が流れ、そして苦笑いをするアスナとレイナ。そ
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