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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第156話 夏の日差しの下で
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セリングなんて、あんたもついてないよね〜? あんたとリュウキだけ、だっけ?」
「まったくだよ……」
キリトもリズの言葉を聞いて、少し落ち込む。
「あれ? そう言えばリュウキはまだなの? 一緒じゃ無かったんだ?」
「ああ、家が逆だし待ち合わせる意味合いないし。それに駐輪場にも、バイク見なかったし。まだ来てないよ」
「珍しいね。リュウキ君って早め行動なのに……。レイは何か聞いてないの?」
「ん? メールは貰ってるよ。いつもより少し遅れるって」
「あ〜アイツの事だから、最近ハマってるバイクでも乗り回してるんじゃないの?」
リズの言葉に皆が笑う。
……リズ、正解である。
「同じバイク仲間として、理解出来るな? ……うんうん」
「でも、リュウキ君のバイクの方がお上品だと思うよ?お兄ちゃん。音もそんなにうるさくないし」
直葉のツッコミにうぐっ!と息を詰まらせる。
「ば、バイクはあれが良いんだよ!」
キリトは、そう返すのに精一杯だった。思わず笑いが場に渦巻く。
「まぁ、珍しく2人のカウンセリング、一緒らしいし もうちょっと待っててあげよう。やってきたら、文句の一つくらい言ってね?」
リズがそう言うと皆笑顔で頷いた。
常習犯だったら、あれだけど……リュウキは基本的に15分前行動!だから、そんなに言わない。これが、所謂日頃からの行い、と言うヤツである。
「それにしてもなぁ……」
キリトは腕を組んで唸らせた。今回のカウンセリングについて、だ。
「一学期はそこそこ真面目にやってたのに……」
その事だった。キリトは、別に奇行をした訳でも、不良行為をした訳でもなく、無難にこなしてきた筈なのだ。
だから、別に今更カウンセリングは……と思っていたのだ。
「あはは……、そうだよね? リュウキ君も真面目だったし」
「そうね。今度の中間テストも気は抜けないね? レイ」
「う゛……うん。学業はあまり……って言ってたのにぃ」
今度はレイナが、呻らせる番だった。それを見たシリカは、苦笑いをする。
「そう言えば、リュウキさんとアスナさん、レイナさんの点差、殆ど無いって聞きましたよ?」
「そうなの。ほんっと凄いわよね。学校に転入した時期も私達よりも遅いのに。レイなんて、『教えてあげる〜』って言ってたのに……」
「わ、わぁっ! い、言わないでっ お姉ちゃん!」
アスナの言うとおり、レイナとリュウキは一緒に勉強をする事が多い。勉強と言えば仕事関係くらいでの資格試験、そして一般常識を嗜む程度、とリュウキ自身は言っており、通常の学業の5教科を言えば得意なのは数学、そして英語、と言っていた。だから、レイナは教えてあげるーと言う事で一緒に勉強を。……教えてあ
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