暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第156話 夏の日差しの下で
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 表情を落としているのはシリカ。




※……ここからはキャラネームで呼ぶことにしましょう! SAO関係者しか来ないので。因みに、宿題の事を聞いたのはリズベット。……リーファさんの事は何故か皆 直葉、と皆呼んでますので 直葉で!




「そう思ってると、すーぐ終わっちゃうんだよ?」
「そうね。だから早いうちに終わらせちゃわないと。あっという間に、だよ」

 レイナとアスナがそう言って笑いかける。元々ずっと真面目で通っていた2人は、別段宿題と言う物を苦痛には思っていない。……だが、どうしても、宿題と言うものが苦手なシリカは渋い表情をしていた。

「あぅ……、が、頑張りマス……」
「ふふ、また一緒にやろうよ。シリカちゃん」
「あ、はいっ!よろしくお願いします」
「シリカ〜? レイに頼りまくって 楽ばっかしちゃダメよ〜?」
「そ、そんな事しませんよっ!」
「ふふふ」

 渋い顔をしていても、何処か複雑な内容でも。どんな会話でも同じ。……とても楽しそうにしていると言う事は同じだった。

 そして、そんな時だ。笑顔の質が上がる。

「あ、直葉さんっ キリトさんっ!」

 正面から、歩いてきている2人に真っ先に気づいたのはシリカだった。キリトは答える様に手を上げ、直葉は、4人に向かって頭を下げる。

「ごめんなさい。皆さん。態々集まってもらって……」

 まずは謝罪をした。
 因みに本日の集まりは、今度行くクエストでの事。海の中のクエストなんだが、直葉は泳げない。だから、それを克服しようと思った所、皆が手を差し伸べてくれたのだ。

「そんな、水臭いですよ! 大丈夫です」
「うん、皆それぞれ得手不得手ってあるからねっ」

 シリカ、レイナ共に笑いながら答え、他の2人も笑顔で頷いた。だが、当然ながら不思議にも思う。直葉は、体育会系であることは周知の事実だ。部活の練習もまったく欠かさず、朝の修練も怠らない。
皆もびっくり、剣道では全中ベスト8にまで上り詰めている。だからこそ、意外に思った。

「本当に、意外だよ。直葉ちゃんって、とっても運動得意なのにさ?」
「あ、私も思いました」
「この間も、大会で上位に食い込んでたみたいだし。キリトの強さって、直葉に叩かれて強くなってるんじゃないの〜?」
「なな、そんな事ないってっ!!」

 笑い話が続く中、直葉は答える。

「う〜ん……、仮想世界でも現実世界でも、水の中だけは苦手なの……」

 若干どんよりしながらそう答える直葉を見て、皆は軽く笑った。でも、『大丈夫、直ぐに泳げる様になるよ』と据え付けて。

 そんな中、リズは空を見上げた。そこは雲一つない青空。まさに快晴。

「しっかしねー、まさかこんなプール日和に臨時カウン
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