御坂美琴
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ここは学園都市。世界で唯一超能力者がいる。
この都市の学生は皆何かしらの能力を持っている。
能力の格付けはLevel1~5だ。
Levelが高いほど強力な能力と認識してもらえばいい。
そんな学園都市でツンツン頭の高校生,上条当麻は不良に終われていた。
「待ちやがれっ!この逃げ足王!!」
(待てと言われて待つやつがどこにいるんだよ)
走りながら息を吐き出し、上条は心の中で突っ込んだ。
幸いにも不良は煙草や酒で体を痛め、体力が無かった。
上条は長距離走には自信がある。
狭い通路をくねくねくねくね進み、不良を巻いた。
辺りを見るとそこは橋の上だった。
橋の上で一休みしていると後ろからバチッっという音が聞こえた。
振り向くと...
「へぇ、か弱い私を助けて善人気取りってか...ムカつくわね」
そう言うと彼女の額から電気がバチバチと流れ出る。
彼女の名前は御坂美琴。
学園都市に7人しかいないLevel5の一人。
「ねえ、超電磁砲ってしってる?音速でコインを打つと...」
そういって彼女はポケットからコインを取りだし、上条に標準を合わせ...
親指でコインを弾いた。
ドシャア...カラカラ
上条の後ろのにあった壁が崩れた。
「こういうことになるのよね」
彼女はそういってにっこりと笑った。
「おいっ!お前は俺を殺す気かよ!もし当たったらどうすんだ!」
上条は叫びながら彼女に言う。
「あら?別に防げるでしょ。この前みたいに右手でね...」
そう。上条と御坂は以前、一度あっている。
~
不良に絡まれていたショートカットの女がいた。夜の繁華街を歩いてるとつまづいて相手にぶつかってしまったからだ。相手は自分の身長、幅共に2倍ほどあるドデカイ女が2人。
そして、そのでかい女のしたっぱのようなあまり不良とは言えない風貌の女が3人。
「おいおい。ねえちゃんよ。ぶつかっといて物の1つも寄越さねえのか。あぁん?」
したっぱのような女がショートカットの女の胸ぐらを掴みながら言う。
周りの通行客がさっさと何処かへ散ってしまった。
「おい...なんとか言えよ。っっ!痛ってぇぇぇ」
女は謎の衝撃に驚きつつものたうち回った。
「どうしたんだよおい...テメェ、なにしやが...」
不良がショートカットの女を見ると、身体中にバチバチと電気があばれまわっていた。
「っ!エレクトロマスターかっ!」
不良たちが驚く。とはいってもエレクトロマスター自体に驚いたわけではない。
ここは能力者達が住む学園都市。
電撃使いがいたって珍しいわけがない。
驚いたのは電気の量だ。身体の隅々まで電気を通せるエレクトロマスターはLevel3以上の高能力者だ。
不良たちには能力がない。正確にはあるが、微弱すぎて使い物にならない。そう
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