第16話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
あたし達はマミさんの家で双樹あやせから沙々のソウルジェムを取り返す為の作戦会議をしていた。因みに、暁美さんだけは参加していない。
「彼女は私達が大勢で来たら撤退したわ。つまり、逆に考えれば単独行動をしていたらソウルジェムを奪う為に襲いかかって来ると言う事が考えられるわ。」
「つまり、誰かが囮になるって事ですか?」
情報を纏めたマミさんに対してまどかが質問する。
「そうね。その役は私がするわ。」
「でも、その作戦は危険過ぎるよ!」
「大丈夫よ。あなたは達には少し離れた所で待機して貰うわ。彼女が現れたらテレパシーで連絡するから、待っていて。」
反対するキリカにマミさんはそう言った。
「マミさん。それなら、囮はあたしに任せて下さい。」
「日奈森さんが?でも、あなたはソウルジェムは・・・」
「向こうはまだ、あたしやキリカが普通の魔法少女とは違うって気付いて無いよ。」
「確かにそうだけど、でもあなたが囮をやる意味は?」
「ミキが言ってた。無理にあやせを倒さなくても、沙々のソウルジェムを取り返す事が出来れば、こっちの勝ちだって。」
そして、沙々のソウルジェムが奪われた日の翌日。この日は日曜日だからあたしはキリカと2人で昼間に路地裏を歩いていた。流石に、1人で居ると罠だと怪しまれるだろうからと言うのと、キュウべえの話だとあやせは2人ぐらいなら襲って来るって言う事だから。それで、何でキリカなのかと言うと、この作戦はしゅごキャラが見える方が都合がいいから。それと、昨日キャラなりしたばかりのまどかに2人ぐらいなら相手出来るって言う手練れのあやせの相手をさせるのは危険だというのがある。そして・・・
「2人で居れば襲われ無いと思った?」
ついに、あやせが現れた。もちろん、既に変身している。
「ラン、作戦通りに行くよ。」
「オッケー!」
あたしが小声で告げると、ランが動き出す。
「行くよ、ミキ!」
「うん!」
「レン!」
「ああ!!」
それを確認すると、あたし達は自分のしゅごキャラに呼びかけ、キャラなりを開始した。
「私のこころ」
「あたしのこころ」
「「アンロック!!」」
たまごに戻ったミキとレンがあたし達の胸に吸い込まれて、光が弾けると姿が変わる。
「キャラなり!ブレイクファング!!」
「キャラなり!アミュレットスペード!!」
「あら?」
ここで、あやせがあたしの姿を見て首を傾げた。昨日、あたしが見せた姿はアミュレットハート。だから、これなら少しは意表を突けると思ったんだけど、思ったより驚いていない。
「あなたも、私と同じね。」
すると、あやせはそう言って一度変身を解く
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ