第16話
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と、“もう一つのソウルジェム”を取り出した。すると、今度は赤いドレスの魔法少女姿へと変身する。
「これは!?」
「初めまして私は双樹ルカと申します。あやせと同じ身体に宿りし、もう一つのこころと言った所です。」
「もう一つの、こころ・・・?」
雰囲気まで変わったあやせの姿に、あたしはしゅごキャラ達の事が頭をよぎった。
「そうです。あなたも同じなのでしょう?」
あやせ…じゃなくてルカがそう言ってきたので、あたしは話を合わせる。
「ふっ、そうだね。僕はミキ。君と同じようにあむちゃんと身体を共有している存在さ。だが、僕達はあと2つソウルジェムを持っているよ。」
「ほう。それは素晴らしい。一度にそれだけ手に入れば、あやせも喜びますね。」
そう言ってルカは剣を構える。その時、あたしの中に居るミキが話しかけて来た。
『あむちゃん。今のって・・・』
「え?ミキのマネの積もりだけど。」
『僕ってあむちゃんから見てあんなのなの!?』
え?違った?でも、今はそれより、目の前の相手に集中しないと・・・
あたし達の戦いはまず、キリカの突撃から始まった。
「スラッシュファング!!」
キリカが鉤爪を振るうと、ルカは剣でそれを受け止めた。
「カーゾ・フレッド!!」
すると、キリカの鉤爪が剣に触れた所から凍り始める。
「プリズムミュージック!!」
あたしは音符をルカに向かって飛ばした。ルカは氷を解除すると、その場から離れて回避する。そして、すかさずあやせにチェンジした。
「アヴィーソ・デルスティオーネ!!」
あやせはルカとは対照的に火球を飛ばして来た。あたしはタクトを筆に変化させる。
「カラフルキャンバス!!」
そして、空中に虹色の絵の具を塗って火球を防いだ。
「うふふ。どんな願いで契約したのか、わかりやすいわね。」
そう言いながらあやせはあたしに斬りかかって来る。あたしはそれを筆で受け止めた。でも、あやせの力は強く、ジリジリと押され始める。
「へえ、そうかい。なら、僕の願いを当ててみたらどうだい?」
『いや、だから僕そんなナルシストっぽい感じじゃないから!!』
あたしのモノマネにミキが文句を言うけど無視する。そして、動きが止まっている今がチャンス!
「ラン!」
「それ!!」
姿が見えないのを利用して、ランがあやせからソウルジェムを入れたケースを奪い取った。今回、アミュレットハートじゃなかったのは、すばしっこいランにこの役目を任せる意味もあったの。
「私のジェムが!?」
「それ!!」
あやせがケースを取り返そうと手を伸ばすけど、その隙にキリカが横から斬りかかる。あやせは咄嗟
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