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ある新米巡査の思い出
ある新米巡査の思い出
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[9] 最初
れないかなぁ?」

「盗人の情けはうけんわっ!
 ルパン!逮捕だー!!」

 変装を脱ぎ捨てたルパンが走り去り、銭形がそれを追ってゆく。
 署内からも警官達がパトカーでルパンを追っていったが、新米巡査は追う気にならなかった。
 入り口の警護が新米巡査の仕事だったからと、あの二人に入れないと悟らされたからだ。
 後日、新米巡査はあの時のことをこう思い出したという。



「ほんのすこしだけ、俺は伝説と話していたんだ」

と。
[9] 最初


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