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黒魔術師松本沙耶香 魔鏡篇
10部分:第十章
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トランに向かった。それはイタリア料理のレストランであった。
 そこに入るとだ。すぐに店の者が来てだ。丁寧な言葉で彼女に問うてきた。
「お待ちしていました」
「ここに来るのは暫く振りね」
「はい、そうですね」
 まずはこうしたやり取りからであった。
「暫く日本を離れておられたのですか」
「そうよ、少しね」
 そうであったというのだ。沙耶香は店の中で悠然と微笑んでいる。そのうえで店の中を少し見回していた。店の中はイタリアの庶民というよりは何か水族館を思わせるものであった。薄暗さがありソファーの席の端には水槽がありそこに熱帯魚達が泳いでいる。飾ってある木々は熱帯のものを思わせる。沙耶香はその店の中に入ったのである。

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