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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第153話 追憶のアインクラッド・レイナ編 《前編》
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ベントクエストだと言う事を、忘れてしまっているのだろう。
「…‥レイナ、相手はNPCだ。そんなにムキになること無い」
「あっ……その……つい」
レイナは思わず反論してしまった。だが、相手はNPC。そんな相手に反論しても、彼女は決まったセリフを言っているだけだから、不毛なだけだ。レイナは、少し恥ずかしくなりながら一歩引いた。
「でも、ありがとな。そう言ってくれて」
「っ!! い、いやっ わ、わたしはそう思っただけだから……。思った事を言っただけだから」
レイナは頭の中で不毛と考えていたのを撤回した。リュウキに礼を言ってもらえただけでも満足だから。
『……ほう、我は長くこの場所で、彼奴等の絆を見てきたが。汝らにも深い絆がある様だな?』
「え、ええっ!!!??」
「………」
レイナはまさかの言葉に大慌て。リュウキは逆に、更に集中していた。自分達を見て、このNPCは言葉を選んだんだと直感した。
恐らく、2名以上でこの場に来る事が第一条件。
アルゴによれば、探索にきたのは、今の最前線に比べたら層が比較的低いから1人で大丈夫だと言って向かった為、殆どがソロ。それと2〜3名が何組か。
だが、それでは、何故、自分達の様に他のプレイヤー達がこのイベントを起こせなかったのだろうか。
それがもう一つの条件。恐らく、このNPCは人数以外にも見ている所がある。それが、レイナと自分、つまり《Male》と《Female》
結論は、異性同士の2人が此処に来ればこのイベントは開始されると言う可能性が濃厚だ。
この場所は、男女ペアのプレイヤーが多く、それならば 入手したと言う理由も判りやすい。
『面白い。……花が欲しくば絆を我にみせてみよ。我を納得させられたら、特別に花はくれてやろう』
そう言うと同時に。
□ □ □
クエストを受注しますか?
YES NO
□ □ □
クエスト受注するか否かのメッセージが現れた。
「なるほど。……大体発生条件はわかったな。なかなか見つけられない訳だ」
リュウキはそう言っていた。ここ、アインクラッドにおいて、女性のユーザーは男性に比べて圧倒的に少ない。確かに、この層では多々見られるが、全体的に考えたら女性の数の方が圧倒的に少ないのだ。そんな中で、プネウマの花を求め、且つ男女でこの場所に……となれば確立は決して高くはないだろう。この場所にまで、となれば それなりの戦線を潜り抜けなければならないのだから。
……自
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