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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第152話 追憶のアインクラッド・リズベット編
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「……あたしも、なんだか今日は……頑張りすぎちゃっ……たか……な……」
キリトの寝顔を見ていると……、どうしても誘われる。誘われるままに……、リズも意識を手放した。
そして、その更に数十分後。
リズベット武具店の前に来ている者がいた。
「ん、メッセージを送ったが返ってこないな。……この時間帯だったらいつもは大丈夫だった筈だが」
店の扉を見ていると、まだ《OPEN》の状態だった。明かりもついている。だから、扉に手を掛け、開いたのだ。
「リズ。今日は何かあったの……か?」
部屋に入ると、そこに飛び込んできたのは、リズとキリトの姿。店内のソファーに腰を掛け、そのまま眠ってしまっていた。心地よさそうに……。
「……これなら仕方ないな。……本当に気持ち良さそうだ。キリトもリズも」
それを見たら、自分もそう思ってしまう。生憎、スペースはふたり分程しかないから、男は、リュウキは楽しめそうに無いが……。そう、リズベット武具店に来ていたのはリュウキだ。……スペースがあったとしても、リュウキはそんな事、しないと思うけど。
「やれやれ……」
リュウキは、メニューウインドウからアイテムストレージ一覧を呼び出した。そして、アイテム分けしている一覧の中で種類別に分けている日用品欄までスライドさせた。その内の、1つを選びクリックしてオブジェクト化した。
それは、大きめの毛布。
とあるダンジョンで入手した珍しいアイテム。宝箱に入っていた物だ。一体何に使うのか?って思ったが、一度使ってみれば、この包まれている暖かさは、心地よい眠りを演出してくれるものだ。
「ん……」
「ぁ……」
毛布を掛けた所で、2人は何か違和感が、かけられた事でそれを感じた様でそっと吐息を漏らしたが、直ぐに元の寝顔に戻る。……心地良さそうにしていた。
「一応、見ておくか。……キリトがいるし、大事無いとは思うが」
完全にOFFにしている状態のキリト。……安心出来る空間だから、と言う理由があるだろう。本当に危険な事があれば、恐らく目を覚ますだろう、と思うが万が一もある。リズの店は人気店と言う理由も大きいだろう。
だからリュウキは、リズベット武具店に備え付けられている椅子に座った。そして、店内に並べてある武具を確認する。
「これだけの物を作るとは、な。流石はリズと言ったところだ」
そう思っていた。
金
(
コル
)
と一緒にあの鉱石やインゴットを提供したが、それが正解だったと言える。ここまで、腕の良い鍛冶職人に加工されるのなら本望だ。それに、この場所を貸してもらえている事自体、感謝してもしきれない事だから。
そして、待つ事1時間強。
まず先に目を覚ましたの
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