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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第152話 追憶のアインクラッド・リズベット編
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・インゴット》には限りがあるが、それ以外はまだまだ在中だ。
「ほんっと、あいつは、無茶苦茶なんだから」
リズは、呆れながらも、ほくほくな店事情に、ニコりと笑ってそう言っていた。そんな時だ。
からんころん……
と、店内に鈴の音が響き渡る。それは誰かが入店した証だ。
「よしっ!」
リズは、備え付けてある大きな鏡の前で、笑顔をチェック。接客の第一は笑顔だから。
リズは笑顔を確認すると、勢いよく扉を開けた。
「いらっしゃいませ! リズベット武具店へようこそ!」
と、お腹の底から大きな声で。そして、店内を見渡して……、誰が来ているのか直ぐに判った。
「あら、キリトじゃん。いらっしゃーい」
来ていたのは、黒の剣士キリト。
そういえば最近はここに来るのはご無沙汰だったな、と思った。
「やぁ、リズ。今日はメンテを頼みたくてさ。実は、結構早めに来てたんだけど……」
キリトは苦笑いをしていた。キリト曰く、客が物凄く多いから、少し外で待っていた、との事だ。どんどん人は入っていく……、出て行くが、入っていくから中々途切れる事がない。あまり、多い場所には、と正直思っていた。だが、ここで客足が落ち着いたようだった。そこを見計らって、突入! したのだ。
「ははぁ、相変わらずアンタも、相当恥ずかしがり屋さんみたいね〜? これが攻略組のトッププレイヤーの姿とはね〜♪」
「う、うるさいな、良いだろ? 別に……」
「まぁ、そうね。それに、上には上は勿論いるし?」
リズが思い浮かべるのは、もう1人のトッププレイヤーの姿。恥ずかしがり屋、と言う意味ではキリト以上は勿論いる。……本人は否定するけれど、正直バレバレだ。あれで、隠している……とは思えない。
「あ〜……まぁ、な。そう言われたそうだ」
「でも、だからって安心しちゃダメよ〜? あんたも大概なんだから」
「うぐ……」
そう言われてしまえばグウの音も出ないのはキリトだった。
「あはは! じょーだんじょーだん! さ、見せて」
リズは、手を差し出した。別に直接渡す訳じゃなく、店のウインドウから送り込むのだが……、そうしてしまうのは仕様だ。ここは限りなくリアルな世界。もう、1年以上もこの世界で暮らしているから。
キリトは頷くと剣を渡した。
ダークリパルサーとエリュシデータの2つを。
「ふ〜ん。マメに来てくれてるから、耐久度は問題ないみたいだけどね……、でも 一応メンテナンスの料金は変わらないけど良い?」
「ああ、問題ないよ」
色々と交渉をしている間に、また客足が増えていった。店内に2人のプレイヤーが増える。なのに……、キリトは爆弾発言をしてしまう。
「大事な装備がポッキ
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