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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第152話 追憶のアインクラッド・リズベット編
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「あー、そうだったわね? リュウキはSだったっけ? レイにきーてるわよ?」
「……別に喜びを感じてる訳じゃないぞ?」
「あっはは! でも、すっごい楽しんでるじゃん?」
「リズ程じゃない」
「あはは! 同じだって! 今の状況、記録結晶で撮ってレイに送っちゃう?」
「……勘弁してくれないか?」
「それは、流石にじょーだんじょーだん! ……リュウキ」

 リズは突然、真剣な表情になった。さっきまで楽しそうに、笑っていたのに。

「レイの事、ちゃーんと支えてあげてよ? ……あの子、リュウキがいないとダメなんだからね? レイだって、リュウキが一番なんだからね」
「っ……///」

 リズの言葉を聞いて赤くなるリュウキ。時々、リズもレイナをからかって遊んでいる様な事があるけれど、本当に好きなのだ。レイナも、アスナも。

「さっ! 今日も白銀様のハンマー捌きを見せてもらおうかなっ!」
「っ! そ、その呼び方はヤメてくれ」
「イイじゃんイイじゃん! ほーら、行こっ? たまにはレイだけじゃなくって、あたしの相手もしなさいって!」
「はいはい。判ったよ」

 リズは、リュウキを連れて工房へと向かう。その表情は、とても笑顔で、まるで開いた花の様だった。少し、大胆な発言をしちゃったけど、リュウキはいつもの様に受け答えしていたから、少し複雑なリズだ。



 ……実を言うと、この頃からリュウキを見る目が少しずつ変化していくのだった。






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