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ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第151話 追憶のアインクラッド・シリカ編
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「厚かましいなんて思わない。一緒に探そう」
「っ……、リュウキさん。ありがとうございます」
その後、リュウキとシリカはパーティを組んだ。そして、アルケード西の森へと向かう前に確認する事があった。
「シリカ。マナー違反、だと思うが確認しておくぞ。今のレベルはどれくらいなんだ?」
「あ、はい。レベルは、65まで上がってます」
「よし。大丈夫だな。迷宮区も突破出来るクラスだ」
「ぅぅ……で、でも私……ピナを……」
「無謀と勇敢は違うんだ。シリカがとった判断は正しい。……それにピナは大丈夫。必ず見つかるよ」
「あっ……、はいっ」
シリカは、笑顔に戻りつつあった。心に迷いや後悔があれば、それはミスに繋がりかねない。もう、大丈夫だ。
2人はその後、アルケードから西の森へと向かった。
〜第50層・アルケード西の森〜
あの第35層の迷いの森を彷彿させる程広大な広さ。だが、その森の名を所以。1分ごとにエリアの繋がりがランダムに変化する事は無いし、転移結晶を使っても、森の中にランダムに飛ばされる事はない。
「ここは、推奨レベル60はあれば大丈夫だ。問題ない……が」
「はいっ……、やたら広くって……っ!」
シリカは、走ってリュウキに追いつこうとした時。足を、落ちている石に取られてしまい。
「わ、わわっ!?」
倒れてしまいそうになる寸前に、リュウキがシリカの身体を受け止めた。
「っと。大丈夫か? 足元には注意しろよ」
「っ///」
肩を抱いてくれているリュウキは暖かかった。それを感じた瞬間、顔がかぁぁぁ≠チと紅潮していって。
「す、すみませんっ!」
慌ててシリカは離れた。確かに嬉しかったが、これ以上は迷惑をかけたくないと言う気持ちも強かったのだ。
「あ、まだ足場が悪い、注意しないと……」
「はいっ ごめんなさ、わあっ!?」
シリカは、慌てて慌てて動いてしまった為、バランスを崩してしまっていた。そして、地面に倒れ込む。今回は、掴む事はできなかった。
「……大丈夫か、シリカ」
「あ、あぅ……だ、大丈夫です」
シリカには恥ずかしさも勿論あったが、それ以上に申し訳なさもあったんだ。
「ごめんなさい……。リュウキさん。迷惑ばかりかけてしまって……」
「シリカ」
「っ……」
リュウキは、しゃがみこみ、シリカの目を見た。
「気が散漫になってるな」
「っ……、ご、ごめんなさい」
「ああ、怒ってる訳じゃないんだ。……ピナが心配なんだろう? オレにだって、気持ちは判るさ」
それを聞いて、再びシリカの目に涙が浮かんだ。そして、あの時の光景が鮮明に浮かぶ。それは、ピナが自分の身代わりになって……そ
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