暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
現実世界
第150話 記念パーティ開催
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よん。さ、入った入った!」

 入口で固まっているには、多すぎる人数5人は、たちまち店内に引っ張りこまれる。そして、店の奥の小さなステージに押し上げられてしまった。

 正直、こうやって注目を集めるのは苦手な隼人。驚いてはいるものの、そそくさと上がらない様にしていた。里香に捕まっているのは和人だけだから、なんとかなる!と思っていた様だが。

「ほーら! 隼人さんもですよっ!」
「っ! け、佳子っ。お、押さない!」
「早く、早く 行ってくださいっ!(わぁ、名前、覚えてくれて嬉しいなぁ……)」

 外れようとしていた所をシリカ事、佳子に捕まってしまい、いつかのあの時、一緒に47層の《フラワーガーデン》に転移した時に何処となく酷似している。結局は、一緒に行かなければならないと言う事。

「ほらほら、隼人君、も! 佳子ちゃんの言う通りだよー」
「そーそー、聞いたんだからね? アインクラッド最終対決の事! 主役は主役でも、キリトよりも上なんじゃない??」

 里香が笑いながらそう言う。
 和人も、その辺は弁えており、うんうんと頷いている様だった。正直、あの戦いに置いては、自分はいいとこ取りをした。とまだ想っているのだから。……だけど、それは何処か現実逃避をしているようにも見える。

「……オレ、それ、キリトに譲る」
「譲れる様なもんじゃないでしょ! ほーら! 覚悟を決めてっ!」

 里香に押され、そして 隼人の手を玲奈が掴む。そして、ステージ上に半ば無理矢理上げられた後。
里香がマイクを手にする。それが、合図だったようで、奥で待機していた照明・音響係兼ダイシー・カフェ マスターであるエギル事アンドリュー・ギルバート・ミルズが操作を開始。瞬く間に、スポットライトに当てられる和人と隼人。

「えー、それでは皆さん!ご唱和ください。……せーのぉ!」



『リュウキ&キリト、SAOクリア おめでとーー!!』


 全員が里香に続いて、一斉に唱和し、その後にクラッカーを鳴らし、拍手喝采が続く。

 正直、和人もまだまだついて行けてなかった為、ぽかーんとしていた。隼人は、押し上げられた瞬間に、もう既に覚悟を決める事が出来ていた様で、ため息を繰り返していた。

 因みに、今回のオフ会を企画したのは、和人と里香、そしてエギルの3人が中心だ。そして、あまり慣れていないであろう隼人には内緒にしていて、当日驚かせてやろう!と言う案もあったんだが、物の見事に自分もしてやられてしまった様だ。

 隼人は勿論和人も企画には殆ど加わる事が無かったのだ。

 今日のオフ会名は《アインクラッド攻略記念パーティ》

 名前こそ、大々的だが、囁かにやろう、と思っていた目立ちたくないソロ達。だが 店内に溢れる人数は和人の予想
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