第14話 転校生、翠屋に行く
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学校のフェリア人気も落ち着き、普段通りの日常が戻ってきた。
だが、フェリア人気は衰える事を知らず、未だに見に来る生徒がいたりする。
ちなみにフェリアが家に居候していることは秘密にしてある。
………バレると神崎軍団(神崎周辺の男共)がうるさいからな。
フェリアは世間知らずな所があるが、勉強に関してはトップレベルの頭脳を誇っている。
さすが、戦闘機人と言ったところかな。
バニングスはかなり対抗意識を持ったようだが………
小テストの際、
「次は負けないわよ!覚えてなさい!!」
なんてありきたりな負けゼリフ。
さすがバニングス。
てな感じであっという間に放課後………
「ねぇ、フェリアちゃん」
「なんだ?」
「今日、翠屋に来ない?」
帰り支度をしていたフェリアになのはが声をかけた。
おっ、いいアイディアじゃん。
まだフェリアは美味しいスイーツとか食べたことがないからな。
「翠屋とは?」
「なのはの親がやっている洋菓子店だよ。この街一番と言っても過言じゃない旨さを誇る店だな」
そんな俺の評価にフェリアは驚いている。
俺ってあまり絶賛したりしないからな………
「ちなみに零治君は翠屋の常連だよ」
「そうなのか!?」
「ああ、5年前から通ってるな。うちの奴らも翠屋のスイーツは好きだし」
ちなみにフェリアにはなのは逹に星たちの事は言わないように言ってある。
理由は話していないけど、居候させてもらっているからと理由を聞かず了承してくれた。
「そうなのか」
おっ、結構興味ありそうだな。
「行ってみるか?」
「ああ、興味がある」
じゃあ、決まりだな。
「………何か仲が良いような」
「気のせいだろ」
「そうかな?」
「そうだろ」
何か納得いかない顔をしている気がする。
だけど居候しているなんてバレたら俺が何を言われるか………
「それじゃあ、後でな」
「あれ、零治君も来るの?」
「ああ、家族に買って帰ってやろうと思ってな」
「うん、分かった。じゃあまた後でね」
取り敢えずそこで話はお開きになった。
「ここだ」
そう言って俺は翠屋を指さした。
あの後、フェリアを連れて翠屋にやって来た。
時刻は16時30分頃。
翠屋は大変繁盛している。
「凄い人気だな………」
「俺の言ったことはあながち間違えじゃないだろ?」
「ああ、そうだな」
「………何か私たち蚊帳の外じゃない?」
「まあまあアリサちゃん………」
「何か姉妹みたいだよね」
後ろで何か話しているバニングス、すずか、なの
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