『Castle』
[8]前話 [2]次話
仮面が貼り付いてしまう前に剥がしてしまおう。
とてつもない空虚感に堕ちてく。
現実の城の中は居心地悪い。
暗闇の中、光をミツケタ。
だけど其の幻はミエナイ。
彷徨い続け、そして、過ち繰り返す。
ドラマの様な現実を断ち切る強さも、乗り越える勇気も、受け入れる覚悟も無い。
不意に虚しくなる。
忘れたフリして笑ってる僕は滑稽だなって笑える。
今迄無理矢理積み上げた時間は何の役にも立たない。
誰かのふとした些細な言葉。
そんな事でヒビが入る。
昔、砂浜で作った夢の城。
其れは案外頑丈だった筈なのに。
何かを得て何かを知ると、必ず同時に何かを失う。
そんな一つ一つを朧気になど出来ない。
守りたかった。
守れなかった。
守り抜け無かった。
アナタは此で良かったなんて僕を抱き締めるけど、最良な結果とは思えなかった...
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ