『Escape』
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眠りにつきたい。
二度と目覚めない眠りに。
誰も困らない。
誰も哀しまない。
だから永遠に眠らせて。
死んだら自分で解るのかな?
試してみたい。
怯える事は何ひとつ無い。
恍惚の煌めきが見たい。
アノ世へ逝く道程のアノ恍惚の煌めきをもう一度。
でなければ此の心臓も此の心も爆発してしまうだろう。
何を憎み恨み、何を鋭く睨んでるのか。
此の腐った感情を持ち合わせてくのも疲れ過ぎた。
日差しが強過ぎる眩しい太陽は僕の記憶を明るみにしてく。
雨雲覆い蒼空が泣く時は僕の記憶も心も泣いてる。
僕は最期に誰かに何かを言うべきだろうか。
何を言えばいい?
僕の全てを晒せばいい?
それならもう殆ど晒してる。
もう全て葬り去りたい。
全てから逃げてしまいたい。
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