金髪の女性
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構えて、3,2,1,GO!!』
GOの合図と共に俺とマリアは剣を動かした。
マリアの獲物は俺と同じくらいの刀だ。だが重い…。
キィン!
俺はマリアの剣を弾きながら、
チャンスを伺う。
マリアの剣は重い…。
ならば一瞬、どこかで隙が生まれるかもしれない!
俺はマリアから距離を取り
技のモーションに入る。
「暁流1の型疾風!!」
スピード力のある、この技でチャンスを伺う。
「甘いわ!」
マリアは予想をしていたかのように、華麗に避け、俺が劣勢に陥る。
「今よ!豪滅刃!」
マリアの技、豪滅刃は重い刀の威力を最大限に発揮する言わば、ものすごい振り下ろしだ。
しかし、俺はこれを好機に変えてみせる!
「はぁぁ!アレクセイ…技借りるぜ!至上天破斬!!」
至上天破斬は豪滅刃とは逆の下から振り上げる技になる。
俺とマリアの渾身の一撃同士がぶつかり合いものすごい音が響き渡った。
ガキィィーン!!
「「ぐぅ!!」」
俺とマリアはお互いに五メートル程吹き飛び、剣を持ち直し、鍔迫り合いに持ち込んだ。
「やるなぁマリア…!」
「お前こそ赤虎…!」
ギギギギッ
と鈍い音を立てながら、俺たちは話を続ける。
「そろそろお互いに本気だそうぜ?」
「ふっ、もう少し余興を楽しみたかったが、良いだろう!!」
ガキィィーンと音を響かせ俺たちは離れた。
「本気でいくぞ!はあぁぁ!天翔豪滅結!!」
マリアは地面に剣を削りながら、俺に向かい走ってくる。
「俺も今ある最強技で全力で応える!!」
俺は低く構えて、思いっきり飛んだ。
「うおぉぉぉ!!猛虎魔砕斬!!」
俺の煉獄刀が黒い炎を纏い、マリアに向かい迸る。
マリアの最強技、天翔豪滅結は切り上げの技で刀が光を纏いながら、俺の剣に直撃した…。
────────
「マスター、珈琲下さい」
俺はマスターに珈琲を注文する。
「あっ、あたしも!」
渚も珈琲を注文する。
「私も頂こうか」
そしてマリアも注文する。
何故マリアが同行しているかは
時間は遡り15分前。
グワァキャァァァァン!!
ものすごい音が闘技場を覆った。
『ものすごい技のぶつかり合い!さあ勝ったのはどっちだぁぁ!!』
「はぁはぁ…」
俺は何とか立っていた。
一方マリアは立っていた。
俺がまた構えを起こそうとすると。
「私の負けよ。ほら剣が折れちゃった」
と剣を俺に見せてくる。
「俺が勝ったのか?」
「ええ、剣では赤虎には適わない
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