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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#25 作戦名 骸狩り
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こともある。だから力の無い人々は傭兵を雇ったり身を寄せ合って辻馬車で移動する。戦う力を持っているなら子どもだって戦う事がある。……そうしないと生きられないから」
ティアにそう言われても、ルークはまだ納得できない。
「し 仕方ねえだろ!? 俺はずっと屋敷の中にいてガキの頃の記憶もねえんだ! だからそんなこと知らない! 俺は好きでここに来たわけじゃない!!」
その言葉を訊いて、ティアは一瞬悲しそうな顔をしていた。この場所にルークが来てしまった理由は、ティア自身にあるから。
そんなティアを見てアルが言った。
「ティアさん……。 仕方ないよ、……多分だけどさ、ルークみたいに こういう感覚になるのが普通じゃないんじゃないかなって思うんだ」
ルークに何か更に言おうとしたティアを止める様に、続ける。
「え?」
「人を手にかける。 戦争、 戦い、 戦いの世界に身をおいている軍人なら兎も角さ、……普通の人なら、 そんなの恐れるし、したくない。 でも、頭では理解できるのに、それを簡単に割り切れている俺がおかしいんだよ。だからあまりルークを責めないで。……オレがその分も戦うから」
「「………」」
アルの言葉を訊いて、ティアは勿論、ルークも何も言えなかった。
そして、今まで口を挟まずに訊いていたジェイドが口を開いた。
「ふむ、確かに それがいいですね、ティアと私、そして アルの3人でも十分行けるでしょう」
攻撃・回復を含めた前衛・後衛の両方をできるアル。接近戦も勿論だが、譜術による後方からの攻撃もできるジェイド、後衛から、あの絶大な効果がある譜歌を使えるティア。
3人であれば、ルークを助けながら 此処を切り抜ける事ができると、ジェイドは冷静に分析出来たのだ。
そして、それを訊いたティアも頷いた。
「そう……ね。でもアルだけに負担をかけるわけにはいかないわ。こんなことになった責任は私にあるし、ルークを、必ず家まで送り届ける。って決めているから。 そのかわり、足だけは引っ張らないで 戦う気が無いのなら貴方は足手まといになるから」
ティアの言葉を訊いて、ルークは思わず立ち上がる。
「なっ! お、オレは戦わないとはいってない! ただ、人を 傷つけたくないだけだ……」
そう言うと、ティアは首を振った。戦う事と、人を傷つける事は、今の状況では同じ事だから。
「……今は同じことよ 大人しく後ろに隠れていて」
「無理したら、ダメだよ」
とりあえず足手まといと言う発言は逆撫でするだけだと思うけど、間違いなくその方が安全だから、アルも頷いていた。
「な……、なるべく戦わないようにしようって言ってるだけだ! オレだって死にたくねぇし……」
ルークがそう
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