天馬の次世代エースvs.妖精女王
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ルザさん」
エルザさんはタクトさんに一太刀を入れ、タクトさんは宙を舞いながら地面へと叩きつけられる。
『試合終了!!勝者、妖精の尻尾A、エルザ・スカーレット!!』
「「「やったー!!」」」
「「よっしゃあ!!」」
エルザさんの勝利のアナウンスを聞いて俺とルーシィさん、ウェンディは手をあげて喜び、ナツさんとグレイさんはガッチリと握手をする。
『妖精の尻尾《フェアリーテイル》A、10ポイント獲得です!!』
「これでトータル12ポイント!!」
「ミラさんたちのチームに並びましたね!!」
「うん!!エルザすごかったね!!」
チャパチィさん、俺、ウェンディ、ルーシィさんがそう言う。闘技場では負けたタクトさんが悔しそうに大の字になっていた。エルザさんはそんなタクトさんに手を差しのべる。
「立てるか?」
「あんな強いなんて聞いてないですよ・・・」
タクトさんはその手を取って立ち上がる。それを見た会場からは拍手が起きる。
タクトさんはフラフラと天馬の方へと帰っていき、エルザさんは俺たちの待機場所へと戻ってくる。
「お疲れさまでした」
「すごかったですよ!!エルザさん!!」
「さすがの一言に尽きるな」
「本当ね」
「エルザ!!次は俺と勝負しろ!!」
ナツさんがシャドーボクシングしながらエルザさんにそう言う。本当にこの人は・・・
「ナツ、それは大会が終わったらね」
「今は同じチームなんですから」
「大会終わってもチームは一緒ですけどね」
ルーシィさんとウェンディがなだめ、俺がウェンディの発言にそう言う。
一方青い天馬では・・・第三者side
「お疲れさま」
「惜しかったな」
「あの魔法、完成してたんだね」
イヴとレンとヒビキが戻ってきたタクトに声をかける。タクトは「どうも」とだけ答え一夜の元に歩いていく。
「すみません。負けてしまいました」
タクトは頭を下げながらそう言う。
「メェーン、案ずるな。君は自分の出せる最高の力を出したのだ。それを咎めるものなど、誰もいるわけがない」
一夜はタクトにそう言う。内心なんと言われるかと思っていたタクトはそれを聞いて思わず笑ってしまう。
「次に頑張ってくれればいい。それだけだ」
「はい!!ありがとうございます!!」
タクトは一夜にお辞儀をし、ヒビキたちに並ぶように闘技場が見える位置へと歩いていった。
「さすがですね、エルザさん」
「ったく、せっかく火竜たちのチームから先行したと思ったのによぉ」
「まぁいいじゃない。エルザたちも勝てたんだから」
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