天馬の次世代エースvs.妖精女王
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「木馬!?」
「どこにそんなの隠してたんだよ!!」
ルーシィさんとグレイさんがタクトさんの投げたものを見てそう言う。タクトさんの投げたのはどこにでも売ってそうな木馬。なんだけど、人が乗れるくらいの大きさのあるあれをさっきまでどこに隠していたんだ?
「無駄だ」
エルザさんに迫る木馬。しかしエルザさんはそれを避けようとはしない。
「危ない!!」
「エルザさん避けて!!」
俺とウェンディがそう叫ぶ。しかし、エルザさんにぶつかったと思われた木馬はなぜかすり抜けて消えてしまう。
『あぁっと?これは一体・・・タクト選手から放たれた木馬が消えてしまった!?』
チャパチィさんも何が起きたのかわからずにいる。会場の観客たちもみんなどういうことかわからないようだ。
「あれ?よく見破りましたね」
「私には視覚からの幻は通じない」
着地したタクトさんと仁王立ちしているエルザさんがそう言う。
「幻!?」
「あんなのが!?」
ナツさんとルーシィさんがそう言う。幻ならもっとすごい奴を出した方が効果的なような・・・
「大方、幻を避けたところに攻撃を仕掛けるところだったのだろうが、残念だったな」
「チェッ、あれぐらいでも効果あると思ったんだけどなぁ」
エルザさんに狙いまで読まれていたタクトさんは残念そうに言う。確かに交わさせるだけならあんな幻でも十分効果あるか。
「でもまぁ、普通に木馬も出せるんだけどね!!」
タクトさんはそう言うとジャンプし爆宙しながら木馬を繰り出す。あれは本物なのか?それともハッタリか?
「今度のは本物か。だが!!」
エルザさんは木馬を灘で簡単に粉砕する。
「本物と幻をどちらも繰り出すことができるのか」
「厄介な魔法を使うな」
「でもエルザさんに幻は効きませんからこっちの方が優勢だと思いますよ」
グレイさん、ナツさん、俺がそう言う。
「でもなんで幻も出せるのかしら?」
「音楽の魔法ってことに関係あるのかな?」
ルーシィさんとウェンディがタクトさんが幻を出せることに疑問を感じていた。
「音の波長とか音程とかの関係で幻覚を見せることができるのかもな」
「おまけに物体まで作り出せるとか、造形魔法に近いんじゃねぇか?」
グレイさんとナツさんがそんな話をしている。
その間にもエルザさんとタクトさんの激しい戦いは続いていく。
「美しく青きブルーウェーブ!!」
タクトさんがそう言うと巨大な波がエルザさんを襲う。
「換装!!海王の鎧!!」
エルザさんはそれを水に耐性のある鎧に換装し波を切り裂く。しかし切り裂いたエルザさんの目の前にタクトさんが迫っている。
「音楽魔法、引き
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