フランドール・スカーレット そのB
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後ろにあった水道の「眼」を握り潰して、水をまき散らした。
フラン「おおおおおおあんた、わたしはもう知らないよッ!」
フランの幽波紋は鉄格子曲げ、二本を折り、妹紅の幽波紋に投げようとした。
しかし、妹紅はフランに背を向け、幽波紋を引っ込めた。
フラン「なに? 殺る気無いの!?」
妹紅は壁にもたれて座った。
妹紅「魔理沙、みてのとおりあいつを牢屋から出したぞ……」
そこにいた全員がフランの足下をみると、確かに牢屋から出ていた。
フラン「してやられたというわけね?」
妹紅「そうでもない……私は本当に永遠亭送りにするつもりでいた。予想外のパワーだったぞ」
フランも幽波紋を引っ込めた。それと同時に、フランの幽波紋が持っていた鉄棒がガシャン!と音をたてて落下した。
フラン「もし、わたしの悪霊がこの鉄棒を投げるのをやめなかったらどうするつもりだったの?」
妹紅は立ち上がりながら言った。
妹紅「私の能力は「老いることも死ぬことも無い程度の能力」幽波紋は「魔術師の赤(マジシャンズレッド)」その程度の鉄棒なら空中で溶かすのはわけない」
魔理沙「妹紅はおまえと同じように幽波紋をもってる……私達は人里のとある場所を拠点とするから、もう牢屋内で悪霊の研究をする必要もないだろ?」
咲夜「やっと外へ出てくださるのですね妹様……」
フラン「まあね……師匠、ひとつだけ訊くよ。なんで師匠はわたしの「悪霊」いえ…その幽波紋っていうのを知っていたの?」
魔理沙と妹紅は険しい表情をしていた。
魔理沙「いいぜ……それを説明するために魔法の森から来たんだ。だが説明はひとつひとつ順序を追わなくちゃな……これは紅魔館と命蓮寺に関係ある話だ……この写真を見てくれ」
魔理沙はポケットから一枚の写真を撮りだした。
それは、レミリアとフランがプリンが原因で争っている写真だった。
フラン「なんでこんな写真を?」
魔理沙「私と妹紅はレミリアを追っている」
フラン「お姉様を? 何故?」
咲夜「妹様…実は……」
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