暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜漆黒の竜使い〜
デュエルアカデミア編
episode1 ーRe:startー
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ノーネ!」

召喚されたどちらもアルティメットゴーレムには足元にも及ばない。
だが、華蓮は不敵な笑みを浮かべ笑ってみせる。

「これで終わりじゃないですよ!私はフィールド上から『ドラゴラド』と『デーモン・ビーバー』を墓地に送り、融合召喚!」
「っ!融合魔法無しで融合??」
「おっ、俺のコンタクト融合みたいじゃん!」

変わった融合召喚に、客席から声が上がる。

「鋭き牙の獣よ、漆黒のドラゴンと一つとなりて新たな力を生み出さん!融合召喚!出でよ!野獣のまなこ光し獰猛なる龍!『ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』!」

雄々しい咆哮を上げ、新たなドラゴンが姿を現わす。
そして、さっきまでの低レベルモンスターが獰猛なドラゴンへと化けた事に三人は絶句する。

「さぁ、バトルです!『ビーストアイズ・ペンデュラムドラゴン』でアルティメットゴーレムに攻撃!ヘルタイブバースト!」
「ダケード、アルティメットゴーレムは守備表示!よって、ワタシへ〜の、ダメージはないノーネ!」

守備力0となったアルティメットゴーレムへとビーストアイズの攻撃が放たれ、破壊する。

「さらに〜、アルティメットゴーレムは破壊された時、墓地から『古代の機械巨人』を特殊召喚できるノーネ!」

勝ち誇った風貌のクロノス。だがしかし……

「甘いのはクロノス教諭です!『ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』は戦闘でモンスターを破壊した時、融合素材とした獣族モンスターの攻撃力分のダメージを与えます!」

『デーモン・ビーバー』の攻撃力はたった400。しかし、ライフ200のクロノスへとトドメを刺すのは充分過ぎる。

「チェックメイト、です!やれ、ビーストアイズ!」
「ヌワァァァァ??」

クロノス:LP200→0

ビーストアイズの一撃を喰らい、本日何度目か吹っ飛ばされるクロノス。

◆◇◆

「ガッチャ!凄えいいデュエルだったぜ!」

デュエルに決着がつき、一番に私を応援してくれていた少年からエールをもらう。

「ぐぬぬ……、まさか負けてしまうとは。しかーし、今のは実力の6割程ナノーネ!生徒相手に本気を出す教師などいないノーネ!」
「……2ターン目にゴーレムとガジェルドラゴン出して、更に切り札のアルティメットゴーレムまで使った人が何を言うドン」
「……同感ね。流石に試験で、アレはないです」
「……サイテー、っす」

言い訳をしようとした為、四人から冷たい視線が照射され、早速針のむしろになっているクロノス校長代理。
弁論してあげたいが、流石にあの初見殺しは酷いと思うのであえてスルーさせてもらう。というか、デュエルアカデミアではアレが普通なのだろうかと疑問を抱く。

「しっかし、あんた面白いデッキ使うんだな!
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