27部分:第二十七章
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うね。もう」
「十六になった魂にはもう何の興味もない」
「大人のものになり純粋さがなくなるから」
「その魂では魔力を高めることはできはしない」
「だからこそ」
「それでは何の意味もない」
こう言い切った。言葉にはまだ未練が感じられるがそれでもであった。彼はこう言って偲ぶの魂を諦めると沙耶香に対して話したのである。
「それではな」
「だからよ。それだと私は貴方と闘う理由はないわ」
「それで私の命を取らないというのか」
「そういうことよ。わかったわね」
「わかった。礼は述べておく」
アルスターはここまで聞いて沙耶香に言葉を返した。それははっきりとした礼の言葉だった。
「それはな」
「そう。では今度会う時は」
「敵か味方かはわからないが」
それはわからないという。魔術師やそうした世界に住んでいる者達は基本的に一匹狼でありそれぞれの目的により敵になったり味方になったりするのである。
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