暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第144話 因縁に決着を
[10/10]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
身にとって本当に大切な……人だったんだ。
「ぎひゃあ!!??」
瞬時に、隼人は接近し、顔面を鷲掴みにした。ぎりぎり……と、自身の設定されている筋力値を超える力で締め上げていく。そして、向きを変えた。向いている場所は、キリト達が撮されている場所。
「おまえは……」
隼人は、更に握る手の力を上げ……。
「おまえは地獄に落ちろ!」
ずがぁぁぁぁぁ!!!
隼人は狭山の顔面を握ったまま、キリト達を映し出している大地へと叩きつけた。ぴきぴきぴき……ぺきぺきぺき……と、その衝撃からか、周囲の空間にまるで亀裂の様な筋が入り、広がっていく。
狭山の顔面を構成している それはもう既に、叩きつけた瞬間に崩壊しており、声を発する機関部分も折損している。故に、悲鳴はもう聞こえてこないがその痛みは、電気信号は途絶える事は無い。
永遠とも思える痛みがまだ、あの男を襲っている筈だ。そのアバターの全てが燃え尽きる瞬間まで……。
そして、狭山のアバターが砕け切った所で、大地の一部が崩壊した。崩壊した場所から先に、キリト達が見えている。……彼等も、無事だった。
「……負けない、よな。こんな奴らになんか。……偽物なんかに」
見えたのは、もう1人の黒幕であろう男に一撃を喰らわしている姿。キリトの大剣を天へと掲げ、偽物の神に突き立てた所、だった。
彼等にももう一度合わなければならない。もう一度、声をかけなければならない。今自分の姿で、心で。でも……今は。
「………」
隼人は、すっと振り返った。その先に、ずっと追い求めていた人が。
玲奈が待っていた。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ