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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
ALO T
Extra Edition
第44話
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う言ったんだね?』
智代『はい、間違いありません。』
菊岡から発せられた問いに、智代は表情を変えずに答えた。
菊岡『それに対して、2人はどう思った?』
智代『言うなれば、茅場 晶彦と言う人間への憎しみですね。』
和人『俺はどうだろうな。恐らく、智代と同じでしょうね。ただ、その時はデスゲームを生き抜く事に集中していて、茅場の考えを見抜く暇なんて無かったですね。』
菊岡の更なる質問に2人は答えたが、和人は更にこう続けた。
和人『けど、俺は…デスゲームを生き抜く為に、クラインを捨てた。』
ーーーーーーーーーー
そして時系列をデスゲーム宣言後まで遡る。
この時キリトは、路地裏でクラインと話していた。
キリト『俺はデスゲームを生き抜く為に、街を出て次の村に向かうが、お前はどうする?』
クライン『俺も行きたいところだが、ダチが居るからな。置いて行く訳には行かない。』
キリトはクラインに一緒に行くか聞いたが、クラインは仲間を置いて行けないと返した。
キリト『そうか…なら仕方ないか。ここで別れよう。何かあったら、メールしてくれ。』
クライン『ああ…お前もな。』
クラインの言葉を聞いたキリトは、そこでクラインと別れる事にした。
クライン『そういやお前、案外可愛い顔してんだなキリト??そうゆう奴好みだぜ??』
キリト『そう言うお前も、結構カッコイイ顔してるな??俺もそうゆう奴は嫌いじゃないぜ??』
キリトは歩き出そうとしたが、クラインの言葉で足を止めた。クラインの言葉に、キリトはこう言い返した。
その後キリトは走り出したが、数歩走ったところで立ち止まり、後ろを向いたが、そこにはクラインはもう居なかった。
キリト『キッ……??』
それを確認したキリトは無我夢中で走り出し、次の村を目指して、道中のモンスターを倒しながら走り続けた。
全ては、デスゲームとなった[ソードアート・オンライン]を生き抜くために……
ーーーー
一方のサチは、恐怖で怯えるケイタ達を宥めていた。
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