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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
ALO T
Extra Edition
第44話
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時に脳破壊プログラムが実行される。この事はマスコミによって世界中に開示されているが、それを無視した者達が既に存在しており、その者達が行った強制除装により、およそ数百名のプレイヤーの死亡が確認された。』
『『『『『??』』』』』
2人の言葉に答えるかのように茅場は答え、更に補足説明と同時に告げられた言葉に、プレイヤー全員が言葉を失った。
茅場『そしてもう一つ。このゲームではゲームオーバーとなった場合、ナーヴギアの脳破壊プログラムにより、君等の脳は破壊される。無論、蘇生機能など存在しない。』
キリト『なっ??』
茅場の説明により、キリトは思わず声を荒げた。ベータテスト時は、ゲームオーバーとなれば黒鉄宮から再開される事で済んだが、今回は話が違う。しかも、茅場の言葉から察するに、冗談では無さそうだ。
茅場『諸君等がこの世界から解放される条件はただ一つ。このゲームをクリアする事。つまり、アインクラッド最上階の第100層の最終ボスを倒し、ゲームをクリアするだけだ。』
クライン『第100層をクリアするだと??ベータテスト時はろく上がる事が出来なかったって聞いたぞ??』
茅場の説明を聞いたクラインは叫んだ。無論、クラインの言っている事は嘘でも何でも無い。ベータテスト時は、たった第6層までしかクリアされなかったのだ。それを考えたら、このゲームのクリアの過酷さは誰にでも解る事だろう。
茅場『とはいえ、諸君等には、この世界が現実と捉えていない者達が多いだろう。そこで、私から諸君等にプレゼントがある。アイテムストレージを確認したまえ。』
すると茅場はプレイヤー全員にプレゼントがあると告げた。そう告げられたキリトは、早速ウインドウを操作し、茅場からのプレゼントをオブジェクト化する。茅場からのプレゼントとは、タダの手鏡だった。
≪パァーーッ??≫
すると、キリトを含めたプレイヤー全員が青白い光に包まれて、プレイヤー全員は視界を失われた。
その数秒後に光は消え、プレイヤー全員は元の場所に居た。クラインもキリトの側に居たが、そこに居たのはキリトが知るクラインではなかった。おでこに巻かれた紅いバンダナと継ぎ接ぎの鎧はそのままだったが、目は切れ長から金壺眼,細目の鼻からチョイ長の鷲鼻,頬と顎には無造作にセットされた髭。少し前までは20代後半辺りの若武者のようだったが、今では30代後半から40代前半辺りの荒武者といったところに変貌していた。キリトは自分の姿を手鏡で確認した。キリトのアバターは、キリト自身が作った勇者っぽい姿から、現実の姿に変わっていた。
キリト『お前…クライン?』
クライン『えっ??確かにそうだが……。待てよ、ひょっとしてお前がキリトか??』
その直後、キリトは手鏡の意味を悟った。つまり、現実世界におけるプレイヤーの姿を見せる為に手鏡が用意され
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