友人 4−3
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.」
返事が無い。
待つ理由も無いし、帰るか...。
「マクゴナガル。紅蒼玉はあなたに贈らせていただく。オブジェにするなり、誰かに贈るなり、好きにしてくれ。では、失礼する」
一礼し、踵を返す。
さて、今日の授業は全て終了したし、スプラウトの所に訪ねて薬草を.........。誰だ? 俺のローブを掴んでいるのは。
振り向くと、ポッターが悔しそうに眉間にシワを寄せていた。彼の手は、俺のローブをしっかりと掴まえて離さない。
言いたい事があるのだろう。だが、その言葉が出て来ない...と。
唇を噛む姿が痛々しい。
「勝負はもう終わりか...」
「はっ!?」
「何だ? “参りました。もう勝負は挑みません”と言いたいのかと思ったのだが...違うのか?」
「なっ! そ、そんな訳ないだろう!? 次こそ勝ってやる!!」
ポッターはそう叫んで走り去る。
意外と単純だな、と密かに思った。
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