暁 〜小説投稿サイト〜
EFFECT
友人 4−3
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
.」


 返事が無い。
 待つ理由も無いし、帰るか...。


「マクゴナガル。紅蒼玉はあなたに贈らせていただく。オブジェにするなり、誰かに贈るなり、好きにしてくれ。では、失礼する」


 一礼し、踵を返す。
 さて、今日の授業は全て終了したし、スプラウトの所に訪ねて薬草を.........。誰だ? 俺のローブを掴んでいるのは。

 振り向くと、ポッターが悔しそうに眉間にシワを寄せていた。彼の手は、俺のローブをしっかりと掴まえて離さない。
 言いたい事があるのだろう。だが、その言葉が出て来ない...と。
 唇を噛む姿が痛々しい。


「勝負はもう終わりか...」

「はっ!?」

「何だ? “参りました。もう勝負は挑みません”と言いたいのかと思ったのだが...違うのか?」

「なっ! そ、そんな訳ないだろう!? 次こそ勝ってやる!!」


 ポッターはそう叫んで走り去る。
 意外と単純だな、と密かに思った。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ