九校戦編〈下〉
九校戦十日目(3)×最終戦からの対ドウター戦と後夜祭合同パーティーでのダンス
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場所は観客席が四方八方に囲んである中心に、ゲートが出現すると言ってました」
「あらあら、これは私達の出番なのかしらね」
ドウターゲートの反応があった為、俺はここにいるメンツらに援助要請を出した事で皆はやる気を出した。ただし非戦闘員である美月とほのかとスバルは、幹比古が観客席から守護してくれるらしいので近接戦闘は俺とエリカにレオで中遠距離戦闘は深雪とエイミィと雫だ。それと蒼い翼とCB関連の者にもコンディションイエローを発動させてから、観客席周辺と渓谷ステージにオートマトンとIS部隊を配備させた。
モノリス・コード決勝戦は第一高校対第三高校となり、色々な意味で因縁のある対決とも言うが別の意味だと『宿命の対決』とも言える。試合自体は準決勝以上に一方的な展開となっていた。一応渓谷ステージにIS部隊とオートマトン部隊を配備させたが、ステルス兼ミラージュコロイドなので誰にも見えていない事となっている。新人戦で一条がやってみせた事を、そのままそっくりやり返せていた。
「あれは俺らと戦った一条と同じ圧縮空気弾か?氷の礫やら崖を砕いた石を飛ばすやら沸騰させた水をぶつけたとしても、十文字会頭の魔法障壁であるファランクスによって無傷だろうな」
「質量体の運動ベクトルを逆転させて、電磁波や音波を屈折させて分子の振動数を設定値に合せてますね。想子侵入を阻止していますが、あらゆる種類の攻撃が展開された幾重もの防壁によって阻まれています」
会頭の歩みは止まらないままだが、多重移動魔法『ファランクス』は十文字家の術者の真価は単に魔法障壁を維持し続けるのではなく、何種類もの防壁を途切れる事なく更新し続ける持続力にある。数百人いた兵士が一塊になって整然と行進する事により、集団としての防御力を高めそれをそのまま攻撃力に転化する重装歩兵密集陣形。最前列にいる兵士が倒れたら、後列の兵士と入れ替わり常に堅い防御を維持する古代用兵を冠した魔法はその名に恥じぬ防御力とプレッシャーを発揮する。
「左右に狭いフィールドを一歩一歩敵陣へ突き進む会頭を見て、三高選手は一体どのような心境なのでしょうか?回避不可能に近い事で、攻撃を少しでも緩めたらその直後に攻撃を返されてしまう」
「あれは一種の無効化を盾として具現化させたもんだろうよ。ああやって攻撃を繰り返していると、三高選手の消耗は半端が無い程だ。息が上がっている所を見るのに対して、会頭は一切疲れを感じさせない程だ。互いの距離が十メートルを切った所で、会頭はようやく攻撃をする態勢のようだな」
会頭の足が一歩一歩踏み出す事を止めてから、勢いよく地を蹴った。巌のような身体が水平に宙を飛んだ事で、自らに加速と移動魔法を掛けた事で敵選手目掛けてショルダータックルの体勢で突っ込んでいく。内部への侵入を許さぬ、
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