吉原炎上編
十一訓
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銀時sid
月詠「行くのか?殺されるぞ、お主ら。」
新八「行かなきゃ・・・・・清太くんが殺されます。」
月詠「夜兎が四人、軍隊一つでも足りぬぞ。」
軍隊一つねえ・・・・以前の俺だったらそんなの屁でもねえのにな。こう時に頼りたくなっちまう、あの忌々しい力に・・・けど、嘆いたって仕方ねえ。
神楽「あいつは私が止めなきゃ行けないネ。」
月詠「何のために行く?日の輪か?清太か?」
銀時「ちょっくら、お日さん取り戻してくらぁ。一度入ったら出れない吉原に閉じ込められた女どもが忘れちまった太陽を。どんな場所だろうと境遇だろうとあるんだぜ?誰でもねえ、自分の太陽が。何があろうと、人はお日さんを見るのをやめちゃいけねえ。背筋伸ばして歩いてかなきゃいけねえんだ。」
以前の俺みてえに、暗いとこばかり見てちゃいけねえんだ。
銀時「しみったれた面してるやつによぉく言っといてくれ。あの鉛の空に俺たちがバカでけえお日さん、打ち上げてやるってよ!」
月詠「悪いがそれは無理じゃ。」
あぁ?
月詠「わっちも行くからのぅ。」
銀時「吉原と争うのにそこのやつを連れてくわけにはいかねえ。裏切りもんになるぞ?」
月詠「わっちは吉原に忠誠を誓った覚えはない。わっちは日の輪のために動く。清太を見殺しにする方がよっぽど裏切りじゃ。それに
・・・・他人に任せるだけでなく、自分で探してみる気になったのさ・・・・自分の太陽ってやつを。」
へぇ、いい顔すんじゃねえか。
銀時「知らねえぞ、帰るとこなくなっても?」
月詠「それは心配いらん。だってお主ら、吉原を叩きつぶしてくれんじゃろ?」
じゃあ一丁派手にやりますかねえ。
夜王の城の門
月詠「警備は怠っていないようじゃな。」
百華1「頭!今までどこに!?」
月詠「崩壊したパイプの撤去作業にな。」
百華2「でもよかったあ。これで安心です!さっきから鳳仙様の方が騒がしくて!」
月詠「うん、お前たちは引き継ぎここの警備を頼む。」
百華1、2「「はい!」」
?「いい?不審者は絶対通っ者ダメよ?少しでもピンと来たら百十番よ、あたいが許可する。」
百華1「頭・・・・曲者です。」
月詠「いや、それは新入りじゃ。」
百華2「新入り!?こんな怪しいやつらが!?」
パー子「パー子でーす?」
パチ惠「パチ惠でーす?」
グラ子「グラ子でーす?」
「「「三人揃って、勝ち気でピーチ三太夫でーす?」」」
正体は当然俺たちは万事屋の三人だ。これで百華に仲間入りし侵入する作戦だ。胸にはあるものを詰めている。それが何かはあとのお楽しみだ。さあ、通してもらおうか!
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