暁～小説投稿ｻｲﾄ～:インフィニット・ストラトス if 織斑一夏が女だったら最終話《『』》

暁～小説投稿ｻｲﾄ～

インフィニット・ストラトス if 織斑一夏が女だったら

最終話《『』》
[4/4]

。中学生の頃とあまり変わらない配置の家具。窓からはいる日差し。それらを見るたびに自分がどれ程家へと帰っていなかったかを知らされた。

何を見ても懐かしく感じる。床も、天井も、いつか一夏のつけた壁の凹みも、そのままだと言うのに。一夏は、もう、いない。

急に孤独が千冬を包んだ。

ここまで広い家。一人でいるには広すぎる。私は、一夏をここで一人にしてしまった。

悔やんでいても仕方ない。千冬はそう思い、掃除から始めることにした。

炊事も、洗濯も、掃除も、何一つ出来ない千冬にとって、ISを操縦する以上の苦行となることは目見えていた。

千冬は大きくため息をついたあと、窓を大きく開け放った。

白い蝶が一匹。部屋に入り込んだ。

[8]前話 [9]前最初 [1]後書き [2]次話

※小説と話の評価する場合はログインしてください。

[6]

[0]目次に戻る

暁～小説投稿ｻｲﾄ～
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ

2024 肥前のﾎﾟﾁ