【東方Project】編
087 永夜の集い
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の弾幕を避けるとは思わなかったわ。……でも私のこのスペルカード(とっておき)≠避けきれるかしら? ……“アポロ13”!」
見聞色の覇気≠ニRISE(ライズ)≠フ身体強化──STRENGTH(ストレングス)≠ニ感覚強化──SENSE(センス)≠ナするすると弾幕を抜ける俺に業を煮やしたらしい八意 永琳はスペルカード名を高らかに宣言した。
(右下、左、下、右上、右──っ! もしかしてあそこは…)
先ほどの焼き直しの様に見聞色の覇気={αで回避機動をとっている時の事だった。……弾幕が拡散していく中央≠見た時、頭の中で閃光が弾けた。……判りやすく云うのなら、ニュータ□プのアレ≠ニも云える。
僅か──人っ子一人、ぎりぎり入れる様なスペースではあるが空白≠ェ出来ているのが見えた。
「っ…! しまった!」
弾幕の合間を縫って、その空白≠ノ身を捩じ込んだ時、八意 永琳が叫んだのを聞いた。……スペルカードルールの決闘では一度そのスペルカード宣言したら、途中でその弾幕の型>氛氓ニ云うよりは質≠変えてはならないとな暗黙の了解がある。……八意 永琳が外聞を憚らず叫んだのは、俺に“アポロ13”のスペルカードが攻略されたのを気付いたからだろう。
その後は、弾幕を展開する度に中心部の空白≠ノ身を捩じ込ませながら“アポロ13”の終了時間までやり過ごす──簡単な仕事だった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「……さて、≪月の賢者≫のスペルカードも味わう事も出来たし──ついでに雪辱も果たす事が出来たし、そろそろお暇しようか」
「……待ちなさい。1300年前、輝夜に貴方と離れる様に唆したのは私よ。……何か聞きたい事が有るのではないかしら」
八意 永琳を下し、“彼の理想郷が創造主の掟(ディファレント・ディメンション・マスター)”で設定≠オた空間を破棄して、皮肉混じりの言葉を八意 永琳に投げながら部屋から退室しようとした時、八意 永琳は予想外の事──今となっては負け惜しみとも取れる事を宣った。
「……輝夜と俺では生きる時間が違うから、これ以上一緒に居ても輝夜にとっても──もちろん、俺にとっても良いことにはならない。……本当に俺を愛しているのなら俺から離れる事を推奨する>氛汢エだったらこう言うか」
「っ!!? ……細部は違えど、どうして輝夜を唆した言葉が判ったのかしら」
「……そんな事、八意女史──貴女の身になって一寸頭を働かせれば妖精でも判ることだ」
「……どうして──どうして、今になって輝夜の前に現れたのよ。貴方
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