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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第138話 あの空の向こうへ
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君も……。慣れてない言葉、なのかな?」
リーファは、少しだけ悪戯っぽくそう聞いた。
「……きっついな? ははは」
キリトは、苦笑いをする。先ほど、その逆の言葉を言われたことは多い……と答えたからだ。
「そうか……」
ドラゴは、柔らかい笑みを浮かべていた。あの空白の時の自分を知っているユイが言っている言葉であり、そして今ももうひとり……リーファもそう言ってくれているのだ。だから、素直に受け止めることができていた。
「それで……、リーファ。今日は大丈夫なのか? 一度落ちても良いぞ。ここまで連れてきてくれたんだ。……後はなんとかなると思うし」
「ううん、ここまで来たんだもん。最後まで付き合うよ」
リーファは勢いを付けて、ぴょんとベッドから立ち上がる。
「……ああ、そうだった」
ドラゴが思い出した様に声をかけた。
「悪い。少し私事があった事を伝えるんだった。」
そう2人に言う。正直、この流れで共に行かない……というのは空気を読まなさすぎ、と本能的に判っていたけれど、仕方ないだろう。
「リーファの事見てて忘れてた」
「うぐっ……、ご、御免なさい」
「ああ、責めてる訳じゃないんだ。……少し遅れる事を伝えるのにはインするのが一番早いからな」
現実世界で、連絡が付かない以上はこの方法しか無かった。そんなドラゴの話を聴いて……ユイは過剰に反応した。音を立てながら、ドラゴの肩に飛び乗った。
「……りゅっ……ドラゴさん。ドラゴさんは……」
目を大きく開き、ドラゴの目をしっかりと見つめていた。キリトも、ユイと同じ気持ちだったんだろう。ドラゴの言葉を聞いて、彼の方を見ていた。
「……何処にも行かない。約束だ」
ドラゴは、人差し指をユイへと向けた。ユイは、目をしっかりと見据えて……そして、目に僅かながら溜まった涙をすっと拭うと。
「……はいっ。後で絶対、絶対に戻ってきてくださいね? ……約束っ、ですからねっ」
「ああ。約束だ」
ドラゴは、再びユイに宣言した。そこにキリトもやって来て。
「オレも結んどこう。たくさん結んどいたら、破りにくい……だろ?」
そう言って指を向けた。リーファもだ。詳しい事情は判らない。けれど、ユイが強く……強く想っている事、それは判ったから。
「なら、あたしも! これじゃ、ぜ〜ったい破れないよね? ドラゴ君?」
リーファは、にやっと笑ってそういった。ドラゴは、ため息を吐くと。
「破るつもりは毛頭ないって。……リーファ。キリトを暫く頼むぞ? ユイも」
「うんっ!」
「りょーかいですっ!」
「たはは……」
そう言うと、ドラゴの姿は、ゆっくりと消え去った。ユイは、その姿を最後まで見送
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