暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第136話 君の名を呼ぶ
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リーファの姿を見て、笑っている。
ユイも女の子だが、怖がったりはせずに、笑っていた。


 リュウキは……2人とは違った。


『あぅ……リューキ君がSになったよぉ……。』


 リュウキのその瞳の奥には彼女がいた。だが、頭の中で聞こえるSと言う単語は判らない。
それを見越したかの様に、彼女は続けた。

『もーーっ! Sはサディズムって事だよっ!!』

 怒っている?……いや、でも幸せそうにも見える。

『……すっごく、いぢめてるもんっ』

――……いぢめ……?そんな訳無い。……ただただ、愛おしい存在だよ。

 心の中で、視えている彼女に語りかけるリュウキ。すると、彼女も……。

『む〜〜///』

 頬を膨らませながら赤く染めていた。でも、やっぱり笑顔だったんだ。





「ど、ドラゴくんっ!! 行くよっ!!」

 そんな時だ。リーファの声が聞こえてきた。

「ん? 結局ここにt「違うわよっっ!!!」……はいはい」

 どうやら、リーファが全面的に支払うから!と言う事で、ここから少し北にいった場所にある中級クラスの宿屋へと泊まる事になった様だ。

 最初から最後まで、キリトとドラゴは、(特にキリト。)リーファで遊んでいた様で……、リーファはそれに勿論気づいて、頬を膨らませるのだった。











〜?????????〜



 そこでは、つがいの小鳥が、白くガラス張りのテーブルの上で仲良く羽を寄せ合って、朝の歌を囀っている。ゆっくりと、そのコ達に手を伸ばすが……、輝く太陽の中へと羽ばたいて飛び立っていった。
いつでも、ここに来れて、そしてここから飛び立つ事が出来る。
 ……そんな小鳥達がどうしても羨ましく思ってしまっていた。

「……これ、何か使い道があれば良いんだけど」

 白いワンピースの服に忍ばせておいたのは、一枚のカードキー。この魂の監獄とも言える場所から、脱出を決意し、その直前で見つかってしまった。その時に手に入れたのが、システムコンソールに挿入されていたカードキーだった。

「……私は、諦めない。絶対に……絶対に……、また、皆と会うために。……キリト君」

 白いワンピースに包まれたその華奢で、美しい身体。胸元には、血の様に赤いリボンが備え付けられている。

 この一見すると優雅とさえ思える場所。金で出来ているかの様な鳥籠。そして、白のタイルが敷き詰められた床に豪奢な天蓋付きベッド。小鳥達は、毎朝の様に遊びに来て、歌を歌っては、帰っていく……、そんな羽休めの場所。だが、ここにいる彼女にとっては、ただの牢獄だった。

「……レイ、リュウキ君」

 大きな鳥籠の中で、名前を口にした。

 そう
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