暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第133話 再戦の誓い
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?」

 リーファは唖然として、その話を聞いていた。キリトやドラゴも一瞬眉が上にへとぴくりと持ち上がる。が、それを決して顔には出さずに、ポーカーフェイスに戻した。

「それに、《エス》の上方で魔法部隊が追っていたのも、この男たちだ、確か。……どうやら、撃退されたらしいけど。今回の見てしまったら、無理もないよ」

 カゲムネが言う《エス》と言うのは、スパイをさす隠語。若しくは、《シグルド》の頭文字から来るのかもしれない。

「そうか」
「……ふふ。そうですね」

 ジェイドは、ユージーンのほうを見て意味深に笑うと、それに応える様に頷いた。

「……そういうことにしておこう」
「ま、最初の条件をあっさり破っちゃった件もありますし、これ以上はこちら側に非がありますよね」
「……一言余計だ」

 ジェイドの言葉にバツが悪そうにそう言うユージーン。そう言えば、確か30秒もったら、と言う話だった。それも随分昔の事の様に思える。

「確かに、現状でスプリガン・ウンディーネの両種族と事を構えるつもりは、オレ自身にも領主にも無い。この場は引こう。――……だが、貴様達とはいずれもう一度戦うぞ。……無論、今度は1対1でな」
「望む所だ。最後のはオレもちょっと納得行ってない部分もあるしな」

 キリトはそう言って、拳を差し出した。ユージーンも己の拳を打ち付ける。

「やれやれ……、私はもう勘弁願いたいのですがね?」
「……その割には、と言う顔をしてるぞ?」
「そうですか? おかしいですね、顔にはあまり出ない……と言われるのですが……、まぁ、貴方には別なのでしょう。……私はいずれ、貴方と色々と討論を交わしたい、と思いますよ」
「疲れない程度に、ならな」

 こちらは、握手を交わしていた。
 ユージーンは、キリトと拳をぶつけた後、ドラゴの方にもアプローチ。

 手を挙げて、了承するドラゴ。

 そして、翅を広げ……空高くへと飛び上がった。指揮官と副官に続き、火の妖精達は、瞬く間にこの場から立ち去っていった。

「……サラマンダーにも話が判るやつがいるじゃないか」
「先入観は持つな、か。確かに。……良い例だったな」

 2人の感想は似たようなものだった。シルフ達の話も聞いているし、実際に剣を交えてもいる。
そんなのが続いたのだから、仕方ないとも思えるが、あの2人、いや、カゲムネをいれて3人を見たら認識を改めても不思議じゃないだろう。

 リーファはそんな二人に何を言えばいいのか数秒迷った。その間に先を越される事になる。

「あんた達って、ほんっと無茶苦茶なヤツらね。類は友を呼ぶと言うのがここまで正しいとは思わなかったわ」
「はは、よく言われるよ」
「オレはそうでもない」
「あははは! そんなの言
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