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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第130話 妖精のお味は?
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 そして、キリト達とドラゴ達の再開から、更に数分後の事。

「ま、まぁ ちょっと圧倒されちゃって、あんたの事忘れてたけど、兎も角誰の命令とかあれこれ吐いてもらうわよ?」

 リーファは、それまでのとんでも大決戦を見ていたせいで、すっかり14人とのサラマンダー達との一戦の事をすっかり忘れそうになったのだが……。サラマンダー達の生き残りがいた事と、その1人が目を覚ました事で本題に入ったのだ。

 因みに最初こそは、目を覚ましたとはいえ、完全に放心状態だった男だが、次第に、先ほどの事を思い出していったのだろう。

「うひぃぃっ!?!?」

 数秒後、物凄い勢いで怯えだした。ここまで怯えてしまったら、こちらの方が悪い事をした風に思ってしまう。

「よっ、お目覚めか? もうちょっとゆっくりでも良かったがな」
「何でもかんでも聞き過ぎだ。お前は……」
「良いじゃないか。気になったんだから」
「……気になったからって、他人のスキルまで聞くか? 完全なマナー違反だろう」
「う゛……、ま、まぁそりゃそうだが……つい……」

 怯えている男とは対照的に、随分と陽気なやり取りをしている2人見て、徐々にではあるが、サラマンダーの男も落ち着きを取り戻してきた様だ。……何度も目をぱちくりと開け閉めしていたが。

「……さ、とっとと話しなさい!」

 話の腰をおられそうだったが、とりあえず リーファは気合を入れ直し、ドスの利いた声を必死に出したが。

「ふ、ふん!こ、殺すなら、ころ、ころ………っ! こりっ」

 最後の『せ』まで言い切れない様だ……。口も回らず、身体もまだまだ震えている様子。だが、それは当然かもしれない。

 追先ほど、デカい悪魔に襲われた!! と思えば突然洞窟内だと言うのに、隕石落下、と言う有り得ない事態に見舞われたのだ。

 まさに、天災(隕石)厄災(悪魔)の2つに同時に襲われたも同然なのだから。

「ま、それはそうと、ナイスファイトだったな? お前ら!」

 そんなキリトは、ドラゴとの会話を一旦切り上げると、サラマンダーの男に近づいていった。結構怖がっているようなので、出来るだけ陽気で、爽やかな声で。

「いや、マジな話。俺1人じゃ、絶対にやられただろうし。戦略としてはもう完璧じゃないか? いやぁ……熱い戦いだった!」
「……は、はぁ?」
「ちょ、ちょっと、キリト君……何を?」
「まぁまぁ、ちょっと男の話をな?」

 キリトはウインクをしながらそう言う。一先ず、キリトに従い、リーファはとりあえず黙った。

「……やっぱ、変な奴よね。類は友呼ぶと言うか何というか……」
「誰のことだ?」
「さぁーね」

 成り行きを見ていたリタは、キリトの姿を見てそうつぶやく。一体誰
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