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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第129話 橋の上の戦争
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接近してきた所で、あの隕石流星群の攻撃範囲内に突入してしまい、必死に回避し続けている様だ。



「……何、この状況。……って、リーファ?」

 そして、隕石による攻撃が止んだ所で、リタも、傍にまできていた様だ。あの煙幕が出て、巨体が消えてしまったことに気になっていたからだろう。

「はぁっはぁっ……、あ、あんな魔法見た事ないよー……、あ、ああ 良かった。ユイちゃんが後一秒声かけが遅れてたかと思うと……」
「ちょ、直撃してたかもです……」

 躱しきったリーファとユイ。2人して、盛大にため息を吐いていた。

「あんた達、一体何してんのって」
「な、何って、襲撃してきたのはそ……っち……って!! ええ! リタ?? なんで、ルグルー回廊に!?」
「あ、あれ?」

 リーファは、リタと。ユイはドラゴと目があった。つまり……、互いが敵同士だと思っていた様だったのだ。










 一先ず、混乱しきっていた様だが、落ち着いた一行は。(因みに、一番慌ててたのはリーファであり、その興奮を落ち着かせる事に大半の時間がかかったのである)

「成る程な。……サラマンダーの大部隊の襲撃、か。難儀な事だな」
「あの時は、お前だっていただろうに……」
「まぁ、確かにそうだけど」

 キリト達が何故、橋の上で戦っていたのかを理解し、そして、その戦っている最中にキリトが幻覚魔法を使って、姿形を変えていた事も理解した。

 それをモンスターだと勘違いをして、あの大戦争が始まった様だ。

「えー、リタ。キリト君の魔法を見破れなかったの?」
「……うっさいわね。スプリガンのあの幻覚魔法って、雑魚ばっかだったし、しょうがないじゃない」
「えー 大魔法使い様なのに〜?」
「とうっ!!」
「痛ぁぃっ!?」

 リタの右ストレートがリーファの右胸辺りを直撃した。

「……んとにもー、レコンと言いリーファと言い。口は災いの元だっての。……それに相変わらず殴りやすい乳ね」
「や、やめてよっ!! もうっ!」
「ぽよんぽよんと、揺れて揺れて大変でしたよ?」
「も、もうっ! それはあなたが、ポッケじゃなくって、その……ここに入ってたからでしょっ!」

 女性陣は色々と話が盛り上がっている様だ。だが、肝心な事を忘れている。

「所で、あそこで倒れてる奴は、放っといて良いのか?」
「……え?」

 キリトは、ドラゴが指さす方を見て……気づいた。

 そこに倒れているのは、サラマンダーの前衛部隊の1人。

 リーファにいわれて、1人だけ残す、と言う事でHPを全損させ無かったのだ。色々と事情を聞く為に。

 そして、そのサラマンダーの男は、その……目を回していた。判りやすく気絶をしている。
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