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大統領の日常
本編
第三十六話 首都戦4
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少将、後衛部隊が全滅したそうだが・・』
敬礼を終えるとすぐにエリーデックはリーデリックに信じられないような表情で聞いた。
「所属不明艦は反乱軍の艦だと判明した。我が艦隊は後方の敵艦を叩く、そちらに20隻ほど送るから本体の救援は任せたい」
リーデリックはエリーデックに質問の答えとともに提案をした。数秒考えるとエリーデックは口を開いた。
『了解した。速力の遅い空母を数隻そちらに送るか?」
リーデリックはすぐに答えた。
「後衛の部隊が全滅したといっても敵艦1隻に50隻でも多いというのにこの上空母を増やす必要もないだろう」
『確かにそうだな、では本体の救援は任せておけ』
リーデリックの言葉に相槌を打つとすぐに了承した。
「頼んだ」
エリーデック少将との通信が切れるとリーデリックは第三戦隊に右翼部隊に合流するように伝え、全艦に回頭命令を出した。

全艦が回頭を始めたのとそれが起きたのはほぼ同時であった。

「レーダ―に異常発生!恐らくディベル粒子と思われます!」
「来たか!全艦周辺警戒を厳にせよ!」
「直上より敵機多数!」
「なっ!対空戦闘!!」
貴族派軍に攻撃を仕掛けたのは戦闘を終えた赤城、加賀、翔鶴、瑞鶴から発艦したF-8汎用戦闘攻撃機部隊であった。襲撃と同時に対艦ミサイル2基ずつ発射すると、戦艦や空母を優先的に攻撃してその半数を撃沈或いは大破させた。襲撃と同時に放った対艦ミサイルは半分ほどが迎撃されたが、突然の攻撃で対処が遅れて10隻ほどが轟沈し、20隻以上が損傷した。
「前方から敵艦接近!」
「第二戦隊に迎撃させろ!」
リーデリックがそう言った数秒後、旗艦フォルゲンにF-8汎用戦闘攻撃機の放った対艦ミサイルの1発が命中し、衝撃が走った。
「っ!空母は何をしている!早くうるさいハエどもを叩き落とせ!」
「空母の約半数が轟沈または大破、他の艦も少なからず損害を受けています!」
「発艦できる機はすべて出せ!それよりあの巨大戦艦を撃沈するのだ!足の速い駆逐と軽巡で叩け!」
「第一戦隊及び本体の駆逐艦と軽巡を向かわせます!」

突然の奇襲に混乱している左翼艦隊に、破壊神がその牙をむいた。

「!?前方から高エネルギー反応多数!!」
「なに!?後衛の部隊を殲滅したあれか!!?」
「先ほどのよりは低いですが・・・エネルギー量からして恐らくレーザー兵器かと・・・」
「レーザー兵器だと?あれは直線にしか撃てない所詮対空兵器ではないか!それに距離が離れればそれだけ威力がひくk・・・」
リーデリックが言い終わる前にすぐ近くにいた巡洋艦が青い光に飲み込まれて爆沈した。
「なっ・・レーザー・・ばかな!これだけ距離が離れているのだぞ!?巡洋艦を一撃で仕留めるほどの威力など・・」
ないと言おうとした瞬間再びすぐ横にいた駆
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