第103話 少年達は終わりへ踏み出すようです
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をかけ、押し開き――かけた所で止まる。
謎の行動にネギ達が首を傾げた時、それまで無駄に喋らなかった口を開いた。
「……良いお仲間達ですね。」
「え……?」
突如告げられた、恐らくはここにいない者も含めての仲間への賛辞に戸惑いを濃くする三人。
少年は自分でも失言と思ったのか、いえ、と断りを入れて、やや早口で続けた。
「あの村の悲劇から出発した貴方が、あのような友人達を手にしている事を少し羨ましく
思いまして。……今も世界には悲劇が満ち溢れていますからね。旧世界・新世界を問わず。」
「君は……どこでそれを………いや、どうしてそんな…事を?」
「……総督がお待ちです、どうぞ。」
呆けたネギの問いに答える事無く、特別室の扉を開く。
またしても答えを得られず苦々しく思うネギであったが、その向うにいるであろうクルトの
姿を思い浮かべ、緊張の糸を張り詰め―――
ゴォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォオオオォ!!
「ようこそ私の特別室へ、ネギ・スプリングフィールド君。」
展開された、燃え盛る見慣れた街並みと石化した人々を見て瓦解した。
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