星降ル夜ニ
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グレイさんが攻撃されたことに驚く。だってグレイさんは何も不審な動きなんかしてなかった。バレるはずなんかないのに・・・
『こいつ・・・また俺を狙って・・・』
『いいカモでさ』
さらに1ポイント減点され最下位になり別エリアに飛ばされるグレイさん。ナルプディングはこの競技初の得点を得たため1位に躍り出る。
『静かなるゲームが続く第一ゲーム隠密!!まずはナルプディングが首位に立った!!』
実況のチャパティさんがそう言う。
『この自分や敵だらけのフィールドで実体を見つけ出すにはどうすればいいのでしょう?』
『色々方法はあるけどねぇ。例えば相手の魔力を探るとかね』
『フフッ。タクトくんならもっとすごい方法をとれるわよ。たぶんこのゲーム一番有利なのはタクトくんかもね』
チャパティさんの質問にヤジマさんが答える。それを聞いたジェニーさんが得意気にそう言う。タクトさんが一番有利ってどういうことかな?
「相手の魔力を探る。大体の方向はわかるだろうが特定するのは困難だぞ」
「俺みたいに特殊な目を持ってる奴は別ですけどね」
エルザさんがヤジマさんの解説を聞きそう言うので俺もそれに答える。
「グレイ!!何やってんだ!!同じ奴に二度もやられやがって!!」
「グレイさーん!!頑張ってくださーい!!」
グレイさんを鼓舞するナツさんと応援するウェンディ。ルーシィさんは大鴉の尻尾の方へと視線を向けている。
「大鴉の尻尾・・・シリルとウェンディを襲ったのもそうだし、どうやら徹底的にうちを潰したいみたいね」
ルーシィさんの言う通り、ナルプディングはグレイさんを徹底して攻撃してる。マスターの息子がマスターで何か互いに毛嫌いしてるようだし、この大会中は何度もこういうことがありそうだな。
『しかし、中々動きが見られなくなりましたね』
『やはりみんな下手に動くと自分の居場所がバレるから無闇に動けないみたいどねぇ』
チャパティさんとヤジマさんがそう言うとジェニーさんが『フフッ』と笑う。
『いいえ、そろそろタクトくんは動くと思うわよ?』
ジェニーさんがそう言うのを待っていたかのように突然魔水晶ビジョンの中で走り出した男がいた。
『彼はそういう子だから』
走り出したのは青い天馬のタクトさんだった。
『まず1人!!』
『ちっ!!』
タクトさんはそう言うとナルプディングを攻撃する。さらにそのまま走り去るとベスさん、イェーガーさんを次々に撃破していく。
『これはどうなっているのでしょうか!?先程まで全く動きを見せていなかった青い天馬のタクト選手が次々に攻撃を加え
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